日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’20』では、前向きな不登校を実践する家族に2年間密着した『自宅ときどき学校 前向き不登校』を、きょう4日(25:00~25:55)に放送する。

  • 松浦さん一家=日本テレビ提供

「好きなことを学びたいから学校に行かない」…秋田県五城目町に暮らす松浦さん一家。父・真さんは子供たちの自己決定を大事にしている。

長男・駿(はやお)くん(当時小4)、次女・千尋(ちひろ)ちゃん(当時小1)が学校を休むときは、自分たちで学校に電話し、欠席を伝える。時間割はなく、自分が学びたいものを好きなだけ学ぶのだ。

時には父の出張に付き合い、全国各地を旅しながらそこでしかできない体験を通して学んでいく。「何のために学ぶのか?」と、子供たちにたびたび問い続ける父親。コロナ禍でも、彼らの学びはむしろ進化していく。料理を分担するなど生活力も身につけ、それぞれに見つけた目標にむかって、自ら考え学んでいる。

親自身も、子供たちの学びにあわせて、働き方を変えた。お金はないが、工夫することで知恵が育つといい、リモートワークを生かし、子供との学びを通し、豊かな時間を過ごしている。

番組ではノーナレーションで、彼らの日々を淡々と見つめていく。学びとは、親子とは、働くとは、生きるとは…。