ブシロードのグループ会社である劇団飛行船は9月30日、「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの 制作発表会」を開催した。

  • 「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの 制作発表会」左からデイビッド役の紡木吏佐とジャッキー役の遠野ひかる

本公演では、『くまのがっこう』原作では描かれていないキャラクターを描くとのこと。制作発表会にはキャラ研代表取締役社長の黒木博氏、脚本の武田直樹氏、演出の渡部寛隆氏、総合プロデューサーの古賀允也氏、そしてジャッキー役の遠野ひかるとデイビッド役の紡木吏佐が登壇した。

黒木氏は、本公演について、ミュージカルならではの新しい世界観、絵本ではあまり登場しなかったキャラクターを描くと発表。大切な人をを想う気持ちや、家族愛を描くとのこと。

脚本の武田氏が本公演の話をもらったのは昨年の11月。子どもたちが大きな声援や大きな声で歌うなど、そういった脚本を書き下ろして、完成したのが2月とのこと。だが、今回新たなに書いた脚本はコロナ対応版。個人的には長期公演になると想うので、両方のバージョンを楽しんでもらいたいと語った。

演出の渡部氏は、普段は小劇場での演出活動が中心。今回、プロデューサーから「子どもたちを楽しませたい」という熱いオファーをもらい引き受けたとのこと。大事にしたいポイントとして、キャラクターが自分の気持ちを言葉にして伝えるという、おとなになるとなかなかできない点を挙げた。

続いて、ジャッキー役の遠野は、暖かくてかわいい『くまのがっこう』が大好きだと語り、ジャッキーは特に可愛い女の子で嬉しかったとのこと。また、マスクプレイという形で声の芝居をするのは初めてで、子どもたちに喜んでもらえる作品に携わられるのが夢で、わくわくしていると意気込みを語った。

デイビッド役の紡木は、事務所の同期である遠野と一緒に参加できるのが嬉しいとまず語り、デイビッドという役を愛を込めて育てていけたらとコメントした。

そして、『くまのがっこう』の登場人物のように、キャスト2名の子どものころの話に。遠野は小さい頃は引っ込み思案な性格で、大人の見えないところでこっそり遊んでいるような子どもだったとのこと。

また、紡木はデイビッドと似ている点はあるかと問われたところ、デイビッドはクールで格好良くてジェントルマンで、自分とは違いすぎると語る。そして、自らと違うからこそ演じていて楽しい、スマートなガールになりたいと語った。

最後に、実際にジャッキーとデイビッドが登場し、遠野と紡木がそれぞれ本公演からワンシーンを抜粋し、実際に声を当てた。