アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨とSixTONESの高地優吾がこのほど、日本テレビのドラマ『バベル九朔』(19日スタート、毎週月曜24:59~ ※Huluでも配信)のクランクインを迎えた。

  • 高地優吾(左)と菊池風磨=日本テレビ提供

雑居ビル「バベル九朔」の管理人となった主人公・九朔満大(菊池)が、すべての夢がかなう偽りの世界“バベル”へ巻き込まれる同ドラマ。原作を映像化するにあたり、ストーリー展開が大きく異なっている。「満大と同じ新鮮な気持ちで、“バベル”の世界に巻き込まれていく役柄を演じてほしい」というスタッフの思いから、菊池には意図的に原作は読まずに撮影に臨んでほしいというオーダーもあった。

「自分は人見知り」と語る菊池は、新しいチームでの撮影で、序盤は少し緊張感が漂う様子だったが、菊池からもコミュニケーションをとるように。数日も経つと撮影の合間に、ある種冒険のバディでもある“白い服の少女”役の川上凛子となぞなぞを出しあったり、テナントさんキャストと年の差を感じさせない笑顔で盛り上がったり、「SNACKハンター」での撮影中は、菊池からエピソードトークを披露する場面も。会話も徐々に盛り上がり、おしゃべりが止まらない様子だ。

そうして打ち解けた面々で、本物のスナックに集まる常連のようなシーンがカメラに収められていった。

誰も見たことがない“バベル”の不思議な世界観を具現化するために、“バベル”に現れる怪物「くらまし」や、蔦がうごめく「ドウリョクキ」といった特殊造形やグリーンバックでの撮影も実施。菊池は、ビルから飛び降りる特殊撮影や、くらましとのアクションにも挑戦した。本編ではVFXも駆使して、映像が仕上げられる。

原作者・万城目学氏も、実際の雑居ビルでの撮影を見学。キャストとも『バベル九朔』のモデルとなった建物の話などし、万城目氏も菊池もうれしそうに、つかの間の交流を楽しんでいた。

菊池、万城目氏のコメントは、以下のとおり。

■菊池風磨
撮影しながら、ようやく主演の実感が湧いてきています。高地と共演と聞いて、うれしい反面、照れくさくてやりにくいかな?とも思ったんですよね。でもフタを開けたら、そんなことなくて。お互いの信頼関係もあったりするので、それが画面から伝わればと思っています。たくさん共演者の方がいらっしゃる現場で、当然お芝居中は集中していますが、カットがかかった時とか、ちょっとした空き時間は和気藹々とした雰囲気で撮影が進んでいます。なんて言ったって、久々の共演者さんがいらっしゃる現場ですから!
冒険、謎解きの要素もありつつ、ヒューマンドラマの一面もあるので、ナチュラルに演じるように心がけています。いい作品にしようと一生懸命やっておりますので、最後まで見届けてください」とコメント。

■万城目学氏
築四十年を超えているであろう古い雑居ビルに足を踏み入れたら、そこには本物の『バベル九朔』の世界がありました。セットではない、実在のビルを撮影に使うことで醸し出される渋みと味わい。張り詰めた空気漂う部屋では、バベル九朔のテナントの面々、そして若き管理人が真剣に(物語上の問題を)話し合っていました。
あの一筋縄ではいかない小説が、こうして目の前にかたちとなって現れたことに感激しながら、クーラーがないリアル雑居ビルの蒸し暑い一室でモニターを見つめました。
はじめてお会いしたのに、何だかはじめての気がしなかった菊池風磨氏をはじめ、ひとクセもふたクセもあるキャストのみなさんの手によって、どのような奇妙かつ奇々怪々な物語が生み出されるのか、今からワクワクしながら待っています。

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