大和ネクスト銀行は9月28日、「貯蓄と投資に関する調査」の結果を発表した。調査は9月3日~4日、全国の20歳~69歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 70歳になったときに到達していたい預貯金(外貨預金、タンス預金含む)の目標額

    70歳になったときに到達していたい預貯金(外貨預金、タンス預金含む)の目標額

はじめに、現在の預貯金(外貨預金、タンス預金含む)の額を教えてもらったところ、「0円」(13.7%)、「1円~100万円未満」(26.0%)、「100万円~200万円未満」(14.1%)、「200万円~300万円未満」(7.3%)となり、「500万円以上」は27.2%、「1,000万円以上」は14.5%となった。

今年の年末時点に到達していたい預貯金の目標額を聞いたところ、「40代」1,199万円、「50代」1,269万円、「60代」1,566万円と40代以上では1,000万円を超え、全体(目標額がある人437名)の平均は1,015万円という結果に。

また、70歳になったときに到達していたい預貯金(外貨預金、タンス預金含む)の目標額についても聞くと、「20代」2,245万円、「40代」2,224万円、「60代」1,930万円など、全体(目標額がある人484名)の目標額の平均は2,034万円となった。

  • 70歳になったときに到達していたい預貯金以外の金融資産(株式、債券、投資信託、積立型生命保険、個人年金など)の目標額

    70歳になったときに到達していたい預貯金以外の金融資産(株式、債券、投資信託、積立型生命保険、個人年金など)の目標額

続いて、投資の状況について調査を実施した。預貯金以外の金融資産(株式、債券、投資信託、積立型生命保険、個人年金など)をどのくらい持っているか聞いたところ、47.9%が投資による資産形成を行っていないことが判明。他方、「500万円以上」は15.4%、「1,000万円以上」は8.3%という結果に。

資産運用の方法については、「株式投資」(34.2%)が最も高く、次いで「投資信託」(31.5%)、「個人年金保険」(23.4%)と続き、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」については、30代男性(26.7%)が他の層と比べて高かった。

今年の年末時点に到達していたい預貯金以外の金融資産(株式、債券、投資信託、積立型生命保険、個人年金など)の目標額を聞いたところ、「60代」1,748万円、「50代」1,226万円、「40代」1,085万円と続き、全体(目標額がある人294名)の目標額の平均は1,070万円という結果に。

また、70歳になったときに到達していたい預貯金以外の金融資産(株式、債券、投資信託、積立型生命保険、個人年金など)の目標額については、「40代」2,151万円、「20代」1,913万円、「30代」1,832万円と続き、全体(目標額がある人350名)では平均で1,899万円となった。

  • 貯蓄・投資に関する意識・実態

    貯蓄・投資に関する意識・実態

次に、「自分は、貯蓄上手だと思うか、貯蓄下手だと思うか」と質問したところ、「貯蓄上手だと思う(非常に+どちらかといえば)」は40.5%、「貯蓄下手だと思う(どちらかといえば+非常に)」は59.5%となった。

預貯金を増やすために頑張っているのは、「支出を減らすことか、収入を増やすことか」を聞くと、「支出を減らすこと」(73.6%)を頑張っている人の方が圧倒的に多く、また、今後頑張りたいのは、「預貯金を増やすことか、投資で資産を増やすことか」という質問では、「投資で資産を増やすこと」(32.7%)よりも「預貯金を増やすこと」(67.3%)の方が多かった。