鉄道博物館(埼玉県さいたま市)は10月3日から、鉄道博物館新収蔵資料展「鉄道写真家・南正時作品展 ~蒸気機関車のある風景~」を開催する。

  • 蒸気機関車が姿を消していった1970年代に南正時氏が各地で撮影した写真が展示される

「鉄道写真家・南正時作品展 ~蒸気機関車のある風景~」では、半世紀にわたる活動を通じ、鉄道写真をジャンルとして確立した鉄道写真家・南正時氏が寄贈した作品の中から、蒸気機関車を撮影した写真を中心に代表作約70点を展示する。

北海道から北陸地方まで、自然豊かな日本の風景の中を走る蒸気機関車の姿を収めた往時の写真を展示。会期は2020年10月3日から2021年1月11日まで。鉄道博物館の入場料のみで観覧できる。

  • 展示作品の一例「夕張残影」1974年5月夕張線沼ノ沢~紅葉山間

  • 展示作品の一例「初冬の佐久平」1970年12月小海線太田部~龍岡城間

会期中の10月10・11・14日、本館2階スペシャルギャラリーにて、南正時氏が半世紀にわたる鉄道写真家としてのあゆみや展示作品の解説をするトークショーを開催。13時からと15時10分からの2回、約1時間の予定で行われる。定員は各回20名、入館料のみで参加できる。