シンプルシンキングで実践すべき6つのコツ

シンプルに考える人の方法をまとめてきましたが「私も当てはまっているけど、できない」という方もいるでしょう。そこで実践して欲しいのがシンプルシンキングです。

シンプルシンキングとは複数の情報の本質を見分ける処理能力を言い、身に付けることで必要な情報と不必要な情報を瞬時に、そして正確に判断できます。

ここからはシンプルシンキングで実践すべき6つのコツを紹介します。

コツ1:シンプルな言葉で考える

シンプルな言葉は一見幼稚に聞こえがちですが、言い換えれば物事をしっかり理解していると捉えられます。逆に内容をあれこれ伝えようとすると、本当に伝えたい内容の本質が相手に伝わらない場合があります。

相手の気持ちになって話してみる意識をすると、自ずとシンプルな言葉が出てくるようになります。

コツ2:大きな塊は小さくし一個ずつ考える

一見難しそうですが、ゲームをするほとんどの方が無意識に行っています。恐竜を倒すゲームだとして「必要なアイテムの準備」「恐竜の特性調べ」「恐竜の動きのパターン化」と大きな物事を瞬時に分けて考えているのです。

大きな塊を常に小さく分けて考えることで、物事の要点を掴むコツを習得できるようになります。

コツ3:情報の基本は5W2H

実践すべきポイント3つ目は、情報の基本である「5W2H」を活用していることです。

5W2Hとは「いつ、どこで、誰が、何を、どうする、なぜ、いくら?」のことを指し、人と会話するうえで必要不可欠といえるスキルです。

シンプルに考える人ほど5W2Hを理解し、常に話の内容でどれがどこに当たるかを整理することができています。意識して聞くだけでも話の要点をまとめやすくなりますので、実践してみましょう。

コツ4:物事が複雑な場合はロジックツリーを活用

ロジックツリーは仕事でも頻繁に活用される考え方の1つで、複雑な物事をより正確に整理できます。始めたては難しいかもしれませんが、頭の中で練習を繰り返すことで、物事の整理の仕方が身に付けられます。

ロジックツリーは広がれば広がるほど優先順位も鮮明になりますので、シンプルに考えたい人に特におすすめの方法です。

コツ5:物事に優先順位を付ける

テスト勉強を例にすると分かりやすく、8教科のテストが3日間あるとして、テスト前日はどの教科を勉強しますか?おそらく多くの方は初日のテスト教科を勉強するでしょう。これが優先順位です。

優先順位の付け方は難しいですが、習得できれば勉強や仕事等で作業効率化が図れるようになります。シンプルな考えを持つための重要なスキルと言えます。

コツ6:やらないことを決める

諦めではなく、自分のやる内容を決めたら他を人に任せるということです。複雑に物事を考える人ほど自分1人で全てをしようとします。人を頼ることは恥ではありません。むしろ、負担やストレスを軽減できる手段でもあります。

シンプルに考えることはある意味選択です。やること、やらないことを区別できるのはシンプルな考え方を持っている人の特徴と言えます。