女優の井上真央が主演を務める、映画『大コメ騒動』(2021年1月8日公開)の特報とポスタービジュアルが28日、公開された。

映画『大コメ騒動』

映画『大コメ騒動』

同作は『超高速!参勤交代』の本木克英監督と井上真央がタッグを組んだ時代劇コメディ。1918年(大正7年)、富山の海岸に住むおかか(女房)たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。夫や育ち盛りの子供達にコメを食べさせたくても高くて買えない。困ったおかかたちは、近くの米屋にコメを安く売ってくれと嘆願にいくが失敗。リーダーのおばばが逮捕されてしまう。コメの価格はますます高騰し、ある事故をきっかけに我慢の限界を迎えたおかかたちはついに行動に出る。

この度解禁されたポスタービジュアルでは、井上演じる主人公・いとをはじめ、おかか(=女房)らがコメの価格高騰を阻止すべく立ちはだかる勇ましい姿と、いとの怒りをストレートに表現した、「もう我慢できん!」というコピーが印象を残す。夏木マリ、三浦貴大、富山県出身の室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵、左時枝ら、強烈キャスト陣の姿も。米騒動発祥の地である富山県では2021年1月1日から先行公開することも明らかになった。

特報では、輸出によるコメの価格高騰に頭を悩ませ、おかかたちのリーダー・清んさのおばば(室井)に「何か手を打たないと…」と進言するいとの不安げな表情から一転、おばばの「コメを旅に出すなーー!!」の掛け声とともに、コメを船に積み込む男たちに全力で飛びかかるいとたちの姿が、パワフルかつ、コミカルに映し出されている。

清んさのおばばを演じた室井は、自身の地元に実際にいたおばば的存在の人を参考に、衣装やメイクにこれでもかと汚しを加え、その強烈な姿は一目見たら忘れられないほど。さらに今回、町一番の権力者である大地主に石橋蓮司、いととともにコメ騒動に参加するおかか仲間に鈴木砂羽、舞羽美海、冨樫真、鈴木演じるトキの夫に吹越満、大阪の新聞社のデスクに木下ほうか、おかかたちを目の敵にする警察署長に内浦純一といった演技派揃いのベテラン陣から、いとらを取材する新聞記者に中尾暢樹、私塾の先生に工藤遥、いとの旧友に吉本実憂など、近年の活躍がめざましいフレッシュなキャストらの出演も明らかとなった。

(C)2021「大コメ騒動」製作委員会