PayPayとWeWork Japanは8月20日、ニューノーマル時代の働き方に対応したPayPayの新オフィスを共同設計したと発表した。新オフィスは、WeWork Japanが2020年8月に開設した「WeWork 神谷町トラストタワー」内に、2020年9月末に完成予定。

4つのゾーンで三密を回避

  • 共用ラウンジイメージ © WeWork(出典:PayPay Webサイト)

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今後PayPayは原則在宅勤務となり、作業のためのオフィス出社は不要になる。そのような中、同社は今後のオフィス戦略を、「1.オフィスの役割の再定義」「2.三密回避・安全確保」「3.共創・協働」の実現と定義。オフィスを「作業・商談の場」から「チームワークによる新しい価値を創出する場所、従業員のエンゲージメントを高める場所」とし、一から設計したオフィスに移転することに至ったという。

オフィスの総席数については、従来の968席から228席に削減(従来比約75%減、出社率25%上限)。2メートルのソーシャルディスタンスを徹底し、従業員の安全を確保する。またオープンなラウンジスペースやワークスペースなどを設置し、従来のオフィスよりも活気が溢れ、コミュニケーションが促進されるオフィスを目指す。

新オフィスには、4つの独立したゾーンを設置。従業員が自由に働き方を選択できるニューノーマル時代に適したアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)を実現するとともに、コミュニケーションの促進や偶発的なコラボレーションが生まれやすいスペースとなっているという。

  • 4つの独立ゾーン(完成予想図)© WeWork(出典:PayPay Webサイト)

■4つの独立ゾーン

1.コミュニティ&ソーシャル
偶発的な出会いやコラボレーションが生まれるオープンラウンジスペース

2.アクティブ・コラボレーション
対面ならではの深い議論やブレインストーミングに適したオープンワークスペース

3.ラーニング
チームワークを高め、エンゲージメントを促すセミナーエリア

4.デスク・ワーク
ソーシャルディスタンシングに配慮し、業務に集中できるデスク・ワークエリア