メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「メルセデスAMG GT」を一部改良、および特別仕様車「メルセデスAMG GT Night Edition」を発表し、予約注文の受付を開始した。なお、納車は2021年第一四半期より順次予定している。

  • 「メルセデスAMG GT」

「メルセデスAMG GT」は、メルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカー。“Handcrafted by Racers.“をスローガンに掲げ、何よりもスポーツカーを愛する人のために、モータースポーツを心から愛する者たちが創り上たAMGのレーシングスピリットと技術をあますことなく備えたスパルタンなスポーツカーとなる。

  • 「メルセデスAMG GT」

今回の主な変更点は、V型8気筒エンジン「M178」のパワーアップ(GT/GTロードスター)。「GT」および「GTロードスター」に搭載されるAMG 4.0リッターV8直噴ツインターボエンジン「M178」の最高出力を 390kW(530PS)[従来モデル比+40kW (+54PS)]、最大トルクを670N・m[従来モデル比+40N・m]とともに大幅にパワーアップを図った。

また、電子制御ダンピングシステムを搭載した「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」(GT/GTロードスター)を標準装備。「C(Comfort)」「S(Sport)」「S+(Sport Plus)」の3つのサスペンションモードを選ぶことで、走行状況に応じ減衰特性を調整できる。

さらに、電子制御式のリミテッド・スリップ・デフを標準装備(GT/GTロードスター)し、リアアクスルのコンパクトなトランスミッションハウジングに内蔵。この電子制御式のリミテッド・スリップ・デフは制御がきめ細かく、かつ高速なため、走りの物理的限界を新たなレベルへと引き上げる。

  • 「メルセデスAMG GT ロードスター」

「メルセデスAMG GT」のパワーアップに伴い、フロントブレーキに強大な制動力と耐フェード性に優れるベンチレーテッド式ドリルドディスク(ディスク径:390mm)を備える強化コンポジットブレーキシステムを採用(GT/GTロードスター)、ハイパフォーマンスに対応する強大な制動力と耐フェード性、ペダル操作に対する優れた応答性を発揮する。

そのほか、「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備(GT/GTロードスター/GT R)や、外装色に新色を追加(GT全モデル)などの変更を行なっている。

なお、今回の「メルセデスAMG GT」の一部改良を記念した特別仕様車「メルセデスAMG GT Night Edition」を用意。「GT」および「GTロードスター」をベースに、内外装をブラックを基調とした色で統一し、特別デザインのカーボンファイバールーフ(クーペのみ)や特別マットブラックペイント19/20インチAMG Yスポークアルミホイールなど数々の専用装備を施すことで特別感のある1台に仕上げた。センターコンソールには“NIGHT EDITION"の専用バッジを装着している。

  • 「メルセデスAMG GT Night Edition」

外装色は、クーペにはオブシディアンブラックとグラファイトグレーマグノ、ロードスターにはグラファイトグレーマグノを用意。全国限定40台(クーペ合計35台、ロードスター5台)となる。メーカー希望小売価格は、2,153万円(税込)。