■M-10. SUMMER DROP
作詞:磯谷佳江/作曲:三村一輝/編曲:ArmySlick

アルバムの発売は8月ですが、夏コンセプトのアルバムにはしたくなくて、最初の予定では、夏ソングは入れない予定でした。でも、自分自身、夏は大好きなので、一曲だけ入れさせてくださいといってお願いして作ったのが「SUMMER DROP」です。

夏ソングといっても様々ですが、今回は可愛いダンス曲を作りたくて、ノリノリのテンションが上がる楽曲に仕上げてもらいました。「シュワシュワソーダ」とか「フラペチーノ」みたいなワードが散りばめられた曲って、これまであまりなかったので、すごく可愛いなって思いました。

最初から最後までノリノリの曲なんですけど、特に“Ready Go!SUMMER DREAM Wow Wow Yeah!”のところは、歌っていてすごくテンションが上ります。この曲もすごく耳に残る楽曲だと思いますし、みんなも一緒に歌えるぐらい簡単なフレーズになっているので、すごく気に入っています。

■M-11. Page Flip
作詞・作曲:渡辺翔/編曲:白戸佑輔

アルバムのオープニングでもエンディングでも使える曲をイメージして作った曲ですが、疾走感があって、テイストが違うものが欲しくて、渡辺翔さんにお願いしました。最終的にはアルバムを締めくくる曲になりましたが、すごく疾走感や明るさもありつつ、これまで積み重ねてきたものを振り返る切なさのようなものもある曲に仕上がったと思います。

最初に聴いたときから、すごく難しそうな曲だと思ったので、かなり練習してレコーディングに向かったのですが、そのかいもあって、あまり苦労せずに歌うことができました。レコーディングには、渡辺さんも編曲の白戸(佑輔)さんも来てくれたのですが、お二人が面白かったのもあり、とても楽しくて愉快なレコーディングだったのですが、その中でも実験的な歌い方にも挑戦したりして、みんなで作り上げた一曲という感じになったのではないかと思います。

歌詞的には、“ストーリー1人じゃもったいない”から“キミと試行錯誤しよう”のところが好きですね。過去だけでなく未来も感じられるのがすごく好きなんですけど、自分自身もこういった歌手活動ができたらいいなと思っていたので、「あれ?私が書いたんだっけ」って思ってしまうくらい、自分の想いとリンクする歌詞になっています。

●あらためて1曲目から順に聞いてみた感想

きれいに流れていったなって感じがしました。作っているときは、とても個性豊かな曲が集まってきていたので、はたしてこれはアルバムとして統一感のあるものになるのだろうかと思うこともあったのですが、そんなことを感じさせないくらい、歌詞の内容や流れがうまく繋がっているのではないかと思い、自分のアルバムなのにとても驚きました。

  • 石原夏織『Water Drop』<通常盤>