ブルゾンちえみから「藤原しおり」へ……。電撃的な改名から4カ月がたち、8月3日に30歳を迎える藤原さん。この誕生日を記念し、かねてから藤原さんのファンだという弘兼憲史さんが直筆ラベルのワインを贈った。30歳を迎える藤原さんが考えていることを、二人の対談から伺っていきたい。

  • (左から)弘兼憲史さん、藤原さん、ワインショップソムリエの守川敏社長

漫画「島耕作」シリーズで知られる弘兼憲史さんと、お笑いタレントとして活躍してきた藤原しおりさん。一見すると接点があるようには思えないお二人だが、そもそもお互いをどのような経緯で知り、交友を持つようになったのだろうか。そしてワインの仕入れ・直販を行うワインショップソムリエが作った今回の「しおりとワイン」にはどのような思いが込められているのだろうか。

  • 今年4月に「ブルゾンちえみ」から改名した藤原しおりさん

「ゲストとして出演した時の対応がすごくいい」

──弘兼先生、藤原さんの初めての出会いについて伺っても良いでしょうか?

弘兼:もともと私が藤原さんのファンでして、彼女の芸もずっと見ていたんですけれども、それ以上にゲストとして出演した時の対応がすごくいい感じだなと思っていました。ほかの芸人さんとは違うなと。それで『一度、一緒に飲んでみたいな』と思っていたんですが、彼女の母校である島根大学の方がたまたま私の仲間にいて、うまくセッティングしてくれたんです。初めて会ったのは2年位前かな?

藤原:2年位前のクリスマスだったと思います。でも、あらためて感想を言われるとちょっと恥ずかしいですね(笑)

弘兼:本当はずっと言いたかったんだけど、恥ずかしくて言えなかった(笑)。インタビューだから言えるんです。

藤原:お会いできると聞いたときは「本当ですか? 私でいいんですか!?」という印象で、「弘兼先生とお会いするような人間じゃなかったら申し訳ないな、ネタでやっているような“上から目線”をお望みだったらどうしよう」と思ってましたけど、なんだかんだ楽しくお話しできました。

  • 以前から藤原しおりさんのファンだったと語る弘兼憲史さん

「島耕作シリーズを取り揃えて読んでいるんです」

──弘兼先生と初めてお会いした時、どんな話をされたのですか?

藤原:弘兼先生と私ではジャンルは全然違いますけど、「作品に対してどう向き合っているんだろう」「どんなルーティンでお仕事をするんだろう」とずっと興味があって、初めてお会いした時にはまずそれを聞きましたね。でも実は、弘兼先生と初めてお会いしたときの第一声は「あなた、骨盤が小さいですね」だったんですよ(笑)。テレビの私を見るだけでわかるって(笑)。

弘兼:私は絵を描く人間だから、体のラインとか見てるんですよ。骨盤は大きいというより小さいという方がいいでしょう(笑)

藤原:斬新だと思いましたよ、骨盤が大きいか小さいかなんて普通の人はわからないじゃないですか(笑)。でもそういうところも見ているんだなと面白かったです。その視点がこの「しおりとワイン」のイラストにも活きていると思います、この腰のひねりとか……。「私、こんな顔してるよな~」と自分でも感じました。先生の作品にも出てきそう(笑)。

弘兼:実はすでに一度描いてるんですよ、弁護士事務所の事務をやっている女の子として。「ちえみ」っていう名前なんですけど。

藤原:そう!! 「ちえみ」が登場した時にもすぐに読者の方から私のInstagramに「登場してますよ!」って連絡がめちゃめちゃ来ました。当時は描いてくれるだけでうれしかったのに、まさかお会いできるなんて。弘兼先生はいい意味で飄々としているんです。フラットというか……。

弘兼:それは私のテクニックなんです(笑)

  • 冗談を交えた弘兼さんのトークに笑いをこらえきれない藤原しおりさん

藤原:私はそのテクニックにしてやられているんですけれども(笑)。今、「島耕作」シリーズを取り揃えて読んでいるんですよ。島さんは私の年齢よりはちょっと上だけど、大人になっていく中での葛藤や、それに打ち勝っていきたいという思いが今の自分のようで、切ないというか……。4月から新しいことを始めたことで、社会の良いことも悪いことも、これまでよりダイレクトに感じるようになりましたが、そんな時に読むとすごく心に沁みました。最初のころのがんばっている島さんの姿を見ていると、本当に「今読むべきだったんだな~」と感じます。

弘兼:もう少ししたら「黄昏流星群」ですね(笑)。

藤原:島さんを通して、弘兼先生は普段こう考えているのかなと思いながら読んだりもするし、島耕作が最後につぶやく一言を思うと、結構ロマンチックな方なのかなとか……。弘兼先生とお会いしたことで、そういう特別な楽しみ方もさせてもらってるなと思います。

  • がんばっている島耕作の姿に共感を覚えるという藤原しおりさん

「このワインがあるだけでちょっと堂々となれる」

──弘兼先生がこのたび誕生日のお祝いとして藤原さんに直筆ラベルのワイン「しおりとワイン」を送られたのはなぜですか?

弘兼:「ブルゾンちえみ」から「藤原しおり」に改名して、藤原さんがいろんな方にお会いするときにね、これを名刺代わりに使ってもらえればと思いまして、私の方から提案しました。中身は島耕作ワインと同じなんですが、藤原さんに差し上げたものは非売品です。

藤原:お話を聞いたときは「あっ、そんなことが実現したらいいですね~」みたいな夢のお話のように伺っていたのですが、びっくりするスピード感でどんどん形になっていって、本当にありがたいです。

弘兼:僕はせっかちだからね、やろうと思ったらすぐにやらないと気が済まない(笑)。藤原しおりとして「らしく」生きていってほしいなという周りの応援が総意になって、このワインになったということです。

藤原:4月から新しい自分としての活動をするとなった時に、「ブルゾンちえみ」というアイコンがすごく定着していることに気づかされました。お会いした方は私の呼び方に困られるんだろうな、と思いながら「藤原しおりになったんです、すいません」とご挨拶をしてたんですけれども、このワインが1本あるだけでちょっと堂々となれる気がします。

  • ワインショップソムリエの守川敏社長の協力で完成した「しおりとワイン」

「やっぱり私はショーがしたい」

──「ブルゾンちえみ」から「藤原しおり」になり、これからやっていきたいことは何ですか?

藤原:自分としてはやはりエンタメが好きだし、これからも関わっていきたいという思いは強いんですけど、自分の中でもう一度勉強したいと思ったのが「ブルゾンちえみ」に一区切りつけたいと思ったきっかけでした。3年間「ブルゾンちえみ」をやってきたなかで、自分の手の内を全部出してしまった感じがあったので、いまは勉強したいというか……。

弘兼:エンタメと言っても色々な形があるじゃないですか。昨年は舞台にも挑戦されていましたけど、なんとなく頭に浮かんでいる具体的な将来像みたいなものはありますか?

藤原:やっぱり私はショーがしたいのかな、と思いますね。「ブルゾンちえみ with B」じゃないですけど、音楽が鳴って男たちが踊ってて……というショーをやりたいなという気持ちは今でもあります。ステージとか作品を作るということに関してはすごくワクワクするし、やっぱりそこに自分の根源があると思いました。

  • ショーに自分の根源があると語る藤原しおりさん

藤原:本当は4月からイタリアに留学して、これからどう活動していくのか考えたりする予定だったんですけど、このような事態でいまも東京にいます。もし今までのように仕事をしていたら、東京で弘兼先生とゆっくりお話しする機会も持てなかったと思います。この与えられた時間にできること……それは「人と会う」かも「本を読む」かも「映画を観る」かもしれないですし、何の役に立つかもわからないですけど、また皆さんを楽しませるために今の自分にはそういうことが必要かなと思っています。


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