JR九州が大雨に伴う7月8日の運転計画について発表。在来線では複数箇所での土砂流入や橋りょう流出などにより、久大本線、肥薩線、日南線、鹿児島本線の一部区間で当分の間、運転を見合わせる事態となっている。
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久大本線を走る久留米行の普通列車(2018年撮影)
7月7日22時のJR九州の発表によれば、久大本線豊後森～由布院間、肥薩線八代～吉松間、日南線南郷～志布志間、鹿児島本線川内～鹿児島中央間で「当分の間、運転を見合わせます」とのこと。久大本線では、豊後中村～野矢間の第二野上川橋りょう(長さ39.32m)が流出しており、現地の写真も公開された。肥薩線は八代～吉松間の複数箇所で橋りょう流出など発生。日南線は南郷～志布志間の複数箇所で土砂が流入し、鹿児島本線川内～鹿児島中央間も複数箇所で土砂流入・流出が発生している。
当面運休となるこれらの区間に加え、7月8日は久大本線日田～豊後森間・由布院～庄内間、長崎本線(旧線)喜々津～浦上間、大村線早岐～諫早間、鹿児島本線荒尾～熊本間で始発から終日運転見合わせとなる。
久大本線豊後中村～野矢間の第二野上川橋りょうが流出(JR九州提供)
その他、鹿児島本線荒木～荒尾間、久大本線久留米～日田間・庄内～大分間、筑豊本線(原田線)桂川～原田間、日田彦山線田川後藤寺～添田間、後藤寺線新飯塚～田川後藤寺間、唐津線久保田～唐津間、筑肥線山本～伊万里間、長崎本線肥前鹿島～諫早間、豊肥本線熊本～肥後大津間・阿蘇～大分間、三角線宇土～三角間、日豊本線南宮崎～国分間、日南線南宮崎～南郷間、吉都線都城～吉松間、肥薩線吉松～隼人間、指宿枕崎線鹿児島中央～指宿間で運転を見合わせるとのこと。なお、気象状況や線路設備等の状況などにより、他にも列車の運休・遅延が発生する場合がある。
