マツダは7月6日、既販車の「MAZDA デミオ」「MAZDA ベリーサ」を対象に、後付けの「ペダル踏み間違い加速抑制装置」を発売した。

  • 後付けの「ペダル踏み間違い加速抑制装置」(表示機)

同装置は、車両前後に装着した超音波センサーで前方または後方約3m以内にある壁などの障害物を検知した場合、ブザー音と室内に取り付けたインジケータで注意喚起。それでもブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを強く踏み込んだ場合には、加速を抑制し衝突時の被害軽減に貢献する。

また後退時には、壁などの障害物を検知していない時でも時速約5km以上でアクセルペダルを踏んだ場合、ブザー音とインジケータで注意喚起をし、加速を抑制して衝突の回避や被害の軽減を図る。

今回発売する後付けの「ペダル踏み間違い加速抑制装置」はマツダ純正用品で、サポカー補助金の対象となる。

  • 上「超音波センサー(前)」、下「超音波センサー(後)」

近年、駐車場などでのペダル踏み間違いによる事故の割合が増えてきている。このような状況に対して、同社は独自の安全思想である「マツダ プロアクティブ セーフティ」にもとづいた安心安全技術を搭載した車種を拡充し、クルマに乗る人が安心して運転を楽しめることを目指してきた。

さらに、後付けの同装置の導入により現在販売中の車種だけではなく、「デミオ」「ベリーサ」を長く使用しているユーザーもより安心して運転を楽しめるようになるという。

メーカー希望小売価格は、6万7,100円(税込/本体、付属部品など)。なお、価格には取付費など諸費用は含まれておらず、追加費用(取付費など)が必要となる場合がある。同装置のサポカー補助金は4万円となる。