映画『思い、思われ、ふり、ふられ』「みんなの願いを叶えます! ふりふらリモート七夕祭りイベント」が6日に都内で行われ、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、三木孝浩監督が登場した。

  • 左から福本莉子、北村匠海、浜辺美波、赤楚衛二

    左から福本莉子、北村匠海、浜辺美波、赤楚衛二

同作は『ストロボ・エッジ』『アオハライド』で知られる咲坂伊緒の最新作で、第63回小学館漫画賞少女向けマンガ部門を受賞し450万部を突破している。偶然出会ったタイプの全く違う朱里(浜辺美波)と由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟の理央(北村匠海)と由奈の幼馴染の和臣(赤楚衛二)が、同じ高校に通いながら、すれ違う恋模様を繰り広げる。

浜辺と北村が出演していた、大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』の舞台挨拶がちょうど3年前の今日だったことを知らされると、「3年前ですって」(浜辺)、「大人になっちゃって!」(北村)と互いに驚く。北村は「2人でど緊張して、僕は雨も降ってないのに『お足元も悪い中……』って言ったんですよ。今でも言われる」と苦笑。浜辺は北村について「びっくりするくらい変わらないですね。本当に精神的には大人ぽい方だと思っていたので、そのままずっとしっかりされて」と印象を明かし、「さらに、悟りを開かれたのかな。最近達観されてらっしゃって、すごく面白いです」と笑顔を見せた。

一方北村は、浜辺について「だいぶ変わった。会うたびに花が開くように」と表現。「昔は2人とも壁を作るタイプで、なかなか会話もないままだったけど、今となってはなかなか面白い方だな、という。ワードセンスがある」と称賛し、「シュールさが、年々増していってる」と語った。

またこの日はコロナ禍でイベントなども中止になってしまった学生たちとリモートで繋がり、七夕のお願いを聞くことに。「誕生日なので、お祝いしてもらいたい」という学生の言葉には、「猫 / THE FIRST TAKE」がヒット中の北村に注目が集まる。全員で歌ったハッピーバースデーの歌で、最後に北村がハモると、浜辺も「ハモってる人がいた! さすが!」と感心していた。

学生からの「夢がない」という悩みには、福本が「高校1年生の時に友達の推薦でオーディションを受けて。これといった夢みたいなものがなかったんですけど、『人生、一度切りだし』という思いがすごく強くあった」と振り返る。「初舞台のお仕事は、今でも自分の中ですごい大切なものになっていて、そのお仕事があったから、お芝居が楽しいって思えたし、自信にもなった瞬間でした」と明かした。

赤楚は「最初に仕事をやりたいと思ったのが高校1年の時。人を楽しませることがすごい好きで、どうやったら人を幸せにできるか考えたら、『昔、家族4人で映画を見てたな』と思い、映画の世界に入ろうと思って決めました」と語る。「何がしたいとか、何が好きというのを突き詰めたら選択の幅も広がるんじゃないかなと思います」と真摯にアドバイスをしていた。