お笑いコンビのロンドンブーツ1号2号が、カンテレのバラエティ番組『おかべろ』(4日14:28~、※フジテレビは5日25:25~)に登場。同番組レギュラー出演していた田村亮は、1年ぶりの出演となる。
亮は、番組のセットイメージであるダイニングバーの“初代店長”として、16年の番組スタート時から出演していたが、いわゆる「闇営業問題」により、昨年6月22日の放送回を最後に出演自粛。現在は、2代目店長を、NON STYLEの石田明が引き継いでいる。
亮はスタジオに入ってすぐ「その節は本当に申し訳ありませんでした」と頭を深く下げて謝罪。岡村隆史から「来たな~。(久しぶりのスタジオは)どう?」と言われると、「なんとなく懐かしい気持ちもありますけど、申し訳ないという気持ちの方が大きいですね…」と恐縮する。
席に着くと早速「どうしてお金をもらっていないと言ったのか?」「どんな営業だったのか? ギャラはいくらだったのか?」「記者会見を開いて真相を語ろうと思ったのはなぜ?」など、闇営業の真相や謹慎生活、ロンブー復活秘話について石田や岡村から質問攻めに。その1つ1つに、亮が真摯(しんし)に答えていく。
謹慎期間中は 「どうしたら反省をしていることが伝わるんだろう」と悩み続けていたという亮。石田から「引退や解散は考えなかったの?」と聞かれ、淳が「解散はなかったな。『辞めたい』とは言わなかったもんね?」と亮に投げかけると「うん…淳には言っていない。自分の中で思っていたけど…」と打ち明ける。「えっ!?辞めたいと思ったの? そんなの聞いたことない! なんでここで初めて言うの!?」と驚く淳に、亮が真相を告白する。
一方で淳は、当初は「お金は受け取ってない」と聞かされ、信じていたものの、それがウソであると分かったことについて、「まっすぐで曲がったことが嫌いな亮を信じていたのに、大事なところで覆ってしまったから、信頼できない人になってしまったのかな…と、その時は溝ができましたね」と当時の心境を語る。
そこから信頼関係を取り戻し、淳が社長を務める「株式会社LONDONBOOTSに所属し、今年1月に復帰ライブを行った亮。その裏側に密着した映像を見た岡村の反応は。さらに岡村から「最終的に吉本に戻ってくることはないの?」という率直な質問が投げかけられ、亮が語った“吉本への復帰”についての考えとは。
番組レギュラーである間寛平・村上ショージも大阪からリモート出演。ショージが「困ったときにどれだけの人が助けてくれるか。たくさんの人が助けてくれるのは、亮の人柄やね」と優しく言葉をかけると、亮は「師匠方は、当時も電話をかけてくれたり、心配してくださっていたんです」と明かす。しかし、寛平・ショージのトークは思わぬ展開に。
収録を終えた亮は「楽しかったです。本当に楽しかったです。『おかべろ』に呼んでいただいてありがたい気持ちと、どうやって、自分がしてしまったことの反省の気持ちを伝えられるのかなと思い、最初に頭を下げさせてもらいました。本当のことをなるべく伝えようという気持ちしかなかったです」とコメント。
岡村に対しては、「久しぶりです。うれしかったですね。実は今日、岡村さんに言えなかったことがあって…まさかこの取材で言うことになるとは思ってなかったんですけど…。謹慎中もずっと『(FUJIWARA)原西さんと3人でいつか釣りに行こう』と岡村さんが言ってくれていたんです。新型コロナウイルスの問題などあって、もう少し先になりそうですけど、早く行きたいなと思いました」と明かした。
また、2代目を継いでいる石田については、「『2代目店長になるのは石田か藤井隆やろうな』となんとなく思っていました。そしたら石田だった。石田はしっかりしているので『いいな』と思っていました。これからも石田が(ゲストのいろんな話を)引き出して頑張ってほしいなと思います」とエール。
寛平とショージには相談に乗ってもらっていたそうだが、「リモートではありましたが改めてエールをいただきました。本当に恵まれていたんだな、と感じますね。寛平師匠、ショージ師匠が出てきたときに、少し力抜けている感じがあるから、この番組の雰囲気が出るなと。やっぱり、いい空気感だなって思いましたね」と感謝した。
そして、視聴者に向けて、「謹慎期間中も、僕はなるべくSNSをとか皆さんの声を聞くようにしていました。その中で『戻ってきて』と言ってくださる方もいらっしゃいました。形は違いますが、『おかべろ』に戻ってくることができました。社長である淳との関係なども含めて、今までの僕ではない、新しい僕を、番組を見て確認してほしいなと思います」とメッセージを寄せている。