俳優の白洲迅が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編』(11日21:00~23:10)で、同番組初主演を果たす。
5年ぶり3度目の出演で初主演の白洲が登場するストーリーは、凶器を持った見えない敵にじりじりと追い詰められる姿をそのままネット配信されてしまうという、超現代版ホラー「配信者」。テレビ局で情報番組のADとして働く青年・赤城良太を演じる。
毎日こき使われるのに嫌気がさしている赤城は憂さ晴らしに、ADという立場を利用して時々つまらないネタをネットで生配信している。しかし、アクセス数が延びるわけもなく、痛烈なコメントばかりが届く。そこに一通の“バズるネタ教えてあげようか”というコメントとともに、とあるURLが届く。思わずURLをクリックすると、そこには今まさに勤務中のテレビ局の地下駐車場が映っている。訳がわからないまま眺めていると、生配信を行っている誰かが、静止する警備員に包丁を持って襲いかかっている様子が映し出される。さらに、この配信者が少しずつ自分に迫っていることに気がついた赤城は恐怖を感じ、必死で逃げようとするが…。
今回のストーリーに、白洲は「ストレートなサスペンスホラーなのですが、配信者が撮影する“配信動画”と共にストーリーが進んでいくのが、とてもタイムリーな作品だなと思いました。現場でどんな風に撮影していくのか、とても楽しみになりました」と感想をコメント。
「“動画配信”というものが日常にある現代だからこそ、伝わる恐怖感が詰まった作品だと思います。純粋にこのドラマをテレビで見る目線、主人公目線、作中の動画配信の視聴者目線、いろんな見方で楽しんでもらえたらうれしいです」と呼びかけた。
企画のフジテレビ・渡辺恒也氏は「“バズる”コンテンツを配信したかったのに、自分自身がそのコンテンツになってしまったとしたら。SNSに象徴される現代社会の“責任のない悪意”を描きたいと思い、企画しました。真っすぐ自分に向かってくる直接的な悪意と、配信画面に投げかけられる間接的な悪意、その両方に翻ろうされる主人公が最後にたどりつくゴールとは何なのか。短編でありながらも濃密な、ホラーサスペンスをお届けします。最後の瞬間まで手に汗握る緊張の連続を、ぜひお見逃しなく!」と話している。
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