読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(毎週木曜23:59~)で見せる、女優・中村ゆりかの“豹変”が話題を集めた。彼女が演じる瑠衣は、ヒロイン・爽(新川優愛)に親友として仲良く接する裏で、爽の夫・一真(小池徹平)と不倫している役柄。その悪女演技に、SNSでも「えっっっぐ」「なんちゅう女や…」「中村ゆりかのギャップ怖い」など、驚嘆の声が上がった。
4月16日放送の第3話で爽に不倫がばれ、2カ月半ぶりの新作となるきょう25日放送の第4話から、ますます悪女ぶり加速していく様子。撮影再開の前に、中村に話を聞いた――。
■ここまでドロドロした作品を演じるのは初めて
――最初に原作を読んだときの印象は、いかがでしたか?
私、漫画が好きでいろいろ読んでいるんですけど、こんなにもドロドロした内容はとても衝撃を受けました。不倫という題材を演じるのは私の中でも初めてで、ここまでドロドロした作品を演じるのも初めてですね。
――役作りはどのようにされたのでしょうか?
原作の絵を頼りにさせていただきました。いかに瑠衣ちゃんの妖艶さを出せるかというのが新しい取り組みだったんですけど、撮影が始まってからもどんどん瑠衣らしさが出てくるので、演じながら作り上げていくような感じでしたね。
――モデルにした人はいらっしゃるんですか?
実物のモデルはいないんです。漫画の表情を再現できるのかという不安もあったんですけど、ジワジワと出てくるといいなと思いながら演じています。
――妖艶な悪女とは別に、爽さんに対してはいい友達ぶりを見せていた、二面性のある役柄ですよね。
最初のときは、爽さんが怪しまないように、親しみやすくかわいらしい女の子のキャラクターを保っているんですが、私は先の話を知ってしまっているので、まだ怪しさが出ちゃいけないシーンでもニヤついてしまって、監督に「そこはまだ怪しさ出ないよ」と言われてしまうこともありました(笑)
――心の中から、思わず口元に出てしまうんですね。
そうですね。でも、だんだん撮影の順番にも慣れていくうちに、「ここはまだ抑えよう」とか「ここは思いっきり出そう」っていう差をつけられるようになった気はしています。
■身内からはやんわり「見たよ」
――放送後の反響はいかがでしょうか?
意外と女性の方が好まれる題材なんだなと思いました。ハラハラする不倫モノですがフィクションなので、楽しく見てくださっているのをインスタのコメントを見て知りましたね。身内からは、距離感があるような感じで「見たよ」って、やんわり言われました(笑)
――やはり“悪女”の役に対しては、意外だという声が多いですか?
そうですね。「よく挑戦したね」と言ってくださる方もいらっしゃったんですが、「瑠衣ちゃんみたいな女の子はそばにいてほしくない」とか「ホラー感がすごい」という感想もあって、それは目指していた瑠衣ちゃんの役回りなので、良かったなって思います。