JTはこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大により、営業自粛や営業時間の短縮等を余儀なくされ影響を受けてきた飲食店を応援する輪を広げていく取り組みを開始する、と発表した。

  • 「つなぐ食」ロゴ(ぐるなび提供)

今回の取り組みでは、“心からくつろげるひととき、本当においしいと思えるひとときを提供する飲食業を営む人々を応援したい"という想いのもと、飲食店情報サイトを運営するぐるなびの「つなぐ食」に参画するとともに、Rettyとの共同プロジェクト「サポ食」を開始する。同社は、これらの飲食店応援の取り組みに対して総額約1.2億円を拠出するとともに、継続的な飲食店支援を実施していく、としている。

ぐるなび企画の「つなぐ食」は、新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店・飲食従事者を応援すべく、飲食店・家庭・企業をつなぐ情報発信を行う活動。同社ではこの取り組みに賛同し、5月28日より協力企業として参画している。

また6月29日より、JTが運営するオンラインサービスCLUB JTとRettyとの共同プロジェクト「サポ食」を開始。「サポ食」では、全国の飲食店の今とこれからを応援することを目的として、対象となる飲食店への運営支援金を提供するとともに、お気に入り、もしくは興味のある飲食店に新型コロナウイルスの影響が落ち着いたタイミングで行ってみようというユーザーの意思を通じたサポートを実施する。

  • 「CLUB JT」とRettyとの共同プロジェクト「サポ食」を開始

具体的な施策として(1)「仕入サポート」と、(2)「店舗応援チケットによる来店サポート」を実施。(1)「仕入サポート」では、飲食店舗の再開や継続運営への支援として、飲料や食材の仕入れに掛かる費用に対して、1店舗あたり3万円を上限としてサポートする。

(2)「店舗応援チケットによる来店サポート」では、同社が運営するオンラインサービス「CLUB JT」を活用して、店舗が発行する飲食代が割引となる「サポ食」チケットを配付し、1店舗あたりチケット総額の3万円分を店舗へ先払いする。「サポ食」チケットを獲得した人は店舗の利用を通じて、お気に入り、もしくは興味のある店舗を応援することができる。

これらのサポートは、応募多数の場合には抽選で決定。また、サポート内容、応募条件、応募期間等の詳細については、「サポ食」特設ページで案内している。なお当選は、(1)(2)いずれか一方に限る。

同社では、今般の新型コロナウイルス感染拡大に際し、責任ある地域コミュニティの一員として、事業を展開する日本を含む世界各地において「緊急支援」活動に取り組むとともに、今後の「より良い復興(Build Back Better)」に向け、「社会的弱者・生活困窮者支援」「エッセンシャルワーカー支援」「地域産業支援」「文化芸術活動支援」等の地域社会への貢献・支援活動を進めている。今回の飲食店応援の取り組みは、「地域産業支援」の一環となっている。