コミュニケーション問題は常に人につきまとうもの。うまく対応できる人、常に苦労する人などさまざまです。実際、書籍や社会人向けのウェブコンテンツでも、コミュニケーションをテーマにしたものは多いですよね。
そんな中、KPペリー-V-HTN(@perry_trpg)さんがツイッターで指摘した、「相手との関係性を勘違いする人が一定数いる」という声に注目が集まっています。
これマジ話なんですけど
「仲良くなる→タメ口で話す、失礼なジョークを飛ばせる」の図式を見て
「つまりタメ口で話したり失礼なジョークを飛ばせば仲良くなれる」
と因果逆転させる人は一定数いる。
(@perry_trpg)より引用
このツイートに対して、「すっごく分かる……失礼なジョークや罵倒とかは一定量の信頼と安心感という土台があって初めて通るのにその過程踏まない人は一定数居るんですよね……」「敬語で話してるからって信用してないわけじゃないんですよね」「上下関係ではなく親疎関係の表れでタメ口と聞いたことがあります。おっさんがスキンシップを誤解したセクハラで親愛の情を示すことの若者版」「あるある!親しくなったから口調がくだける、なのに、よく知らないうちからタメ口にされるのは嫌ですね。まず誰に対しても使える丁寧語から」「分かる、こっちは求めてないのにタメ口でこようとするやつ いらっとくる」など、賛同する声が多数あがっています。
また、「いじめやヒエラルキー形成の原因を作っているのは、そういうのが強く関係していそうですね。やり過ぎれば、こじれそうなものですけど」「女性はその時その時の距離感を最重視していると学校で教えた方がいいレベルですね。1番やっちゃいかんやつでしょそれ……」「不可逆なんだよね……」「必要条件であって十分条件ではなかった」など、その問題の大きさを指摘するコメントも寄せられています。
さらには、「すいません、僕でした。今は反省して平穏な付き合いを心がけてますが……」「僕ですね、、、気をつ付けます」「私も昔そうでした……。(反省)対話の経験不足から丁寧な言葉と親密な関係が両立する事を知らず、漫画やメディアを見て『仲良し=多少失礼な物言いをしていい関係』だと思って、積極的にそっちの方向で話そうとしてました。いまだに実母は『家族なんだからいいでしょ』と失礼なことを言ってきます」など、過去の自分を反省する声も。
KPペリー-V-HTN(@perry_trpg)さんに、ツイートのきっかけを聞いてみました。
「『初対面や付き合いが浅いにも関わらずタメ口や際どい冗談を言ってくる人たち』について指摘しました。周囲でよく見かけるのは、他人の真似をして、のパターンですね。
例えばAさん、Bさん、Cさんが3人で話していて、Aさんと仲良しのBさんがAさんをいじっている。それを見て、特に仲良くはないCさんまで、Aさんをいじろうとする。このようなことが、タメ口とかでも起きている感じはします」と、発端について説明してくれました。
そして、そうした人とリアルに話してみても、相手の嫌がっている空気に気付かないケースが多く、対話においての「文脈の読み解き」を苦手とすることが多い印象だそう。
さらに、他の事例として、有名人に対するネット上でのリプライ・コメントでも見かけやすいと言い、「確実に仲が良いわけではなく、さらにはその有名人に対して嫌われたくはないであろうファンが、有名人に対して攻めたジョークやタメ口を使う場面はよく見かけます」と指摘してくれました。
コミュニケーション上手は相手に合わせて行うもの。自分では気付かないうちに、実は相手に負担を強いていることがあるかもしれませんよ。
これマジ話なんですけど
— KPペリー-V-HTN (@perry_trpg) June 18, 2020
「仲良くなる→タメ口で話す、失礼なジョークを飛ばせる」
の図式を見て
「つまりタメ口で話したり失礼なジョークを飛ばせば仲良くなれる」
と因果逆転させる人は一定数いる。