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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子

料理研究家&食専門ライター:松本葉子

紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。


アブサンは、アブサントとも呼ばれるヨーロッパ各国でつくられている薬草(ハーブ)を原料としたお酒です。色はきれいな緑色をしていて独特の味わいが特徴です。この記事では、アブサンを選ぶ際のポイントやおすすめの商品、飲み方や度数、銘柄などもご紹介します。

ゴッホやピカソにも愛された、ハーブが原料のお酒
アブサンの魅力とは?

出典:Amazon

アブサンは、アブサントとも呼ばれ、ヨーロッパ各国でつくられている薬草(ハーブ)を原料としたお酒です。

あのゴッホやピカソといった芸術家たちにも愛飲され、文学や絵画などにも登場します。

作り方はいくつかありますが、正統派といわれるものはグレープスピリッツなど高濃度の蒸留酒に、薬草を浸漬したのちに再蒸留するという製法で作られています。

アブサンは主要原料のニガヨモギに含まれるツヨンという成分に幻覚・錯乱作用があるとされ、フランスやスイスなど主要製造国では一時製造禁止になりました。

その後、含まれるツヨンの量が基準値以下という条件での製造・販売が再開され、現在では普通に購入できるお酒となっています。

【エキスパートのコメント】

薬草(ハーブ)の風味が強く、アルコール度数も高いアブサンは好き嫌いが分かれるお酒だと思います。しかし、加水によるビジュアルの変化や専用のスプーンを使う味わい方など、アブサンならではの楽しさも多々あります。

自分好みのアブサンを見つけるには、ボトルのデザインや酒の色で選ぶのもいいですし、原料となるハーブの種類をチェックして、味の傾向が異なるものを試してみるのもおすすめです。

アブサンの選び方

それではアブサンの選び方について解説していきます。

飲み方で選ぶ

アブサンはハーブのお酒で、独特の強い味わいをもつことや総じてアルコール濃度が高いことから、水で割って薄めて飲むのが基本となります。

もちろん、ストレートやロックで飲む方もいらっしゃるでしょうし、ほかのリキュールのようにカクテルで味わうのも楽しいです。水で割る場合とそれ以外の場合にわけて解説します。

角砂糖を溶かして飲むクラシックスタイル

アブサンの飲み方のひとつに、クラシックスタイルという飲み方があります。アブサン専用スプーンにのせた角砂糖に水をたらして白濁を楽しみ、その後崩し落として甘さを調整するという飲み方です。使うアブサンは50%前後のキュブラーやヴェルサント、ラ・ブランシェといった銘柄から試すのがおすすめです。アルコール度数は低めのものをえらぶといいでしょう。

トニックやコーラで割ってカクテルで飲む

出典:Amazon

アブサンはカクテルでも楽しめます。ソーダやジンジャエール、トニックやコーラなどを使って、アブサンの個性であるニガヨモギ、アニス、フェンネルの風味を味わうのも楽しみです。使うアブサンはカクテルにすることで個性が少し抑えられるので、お好きなものを選んでみましょう。

水や氷で割って飲む、ロックや水割り

出典:Amazon

アブサンは、水を少しづつ加えることで白濁が渦を巻いて拡がるのを眺めるのが大きな楽しみでもあります。また、アルコール度数が高いものでも飲みやすくなります。アブサンの色を楽しみながら味わいたい方におすすめです。

色で選ぶ

出典:楽天市場

アブサンは「緑色の酒」のイメージが強いのですが、実際はいろいろな色があります。濃いグリーンのものや天然の薬草の色が溶け込んだ薄い緑色のもの、黄色のもの、そして無色(ホワイトアブサン)や黒いものなど。色の違いで選んでみるのも楽しいでしょう。

なお、アブサンの魅力のひとつである、水を加えると乳白色に変化する過程を楽しみたいなら、色が薄めのものを選んでみましょう。

生産国で選ぶ

出典:Amazon

フランスでは緑色、スイスでは白色のホワイトアブサンが多くみられます。また、フランスやスペインではグレープスピリッツをベースにしたものが主流ですが、ほかの国ではてんさい由来のスピリッツをベースにしたものも。チェコでは全く異なるタイプのアブサンも作られています。

アブサンを選ぶときには生産国にも注目してみてください。

アブサンの人気銘柄はこの2つ!

アブサント55

アブサントは、主成分である「ニガヨモギ」の学術名「アルテンシア・アブシューム」から名前がつけられたとされています。

アブサンは 感性やインスピレーションを引き出す霊酒として ゴッホやロートレック、太宰治など多くの芸術家がその魅力にハマっていきました。

アルコール度数が55度と他のアブサンに比べると飲みやすい種類のお酒です。

ペルノ アブサン

19世紀ヨーロッパの社会現象となった伝説のスピリッツ、アブサン。

多くの芸術家を魅了し、その魅力的な色と感性を刺激する作用から「聖女のため息、妖精のささやき」と呼ばれていた伝説のお酒。20世紀に一度販売禁止になりましたが、21世紀に復活!

角砂糖を水で溶かしながら飲むのクラシックスタイルが有名で、爽やかな飲み口と、一度口にしたら忘れられない強烈な印象と味わいが印象的です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートやおすすめナビ編集部が選んだ商品は……(続きはこちら)