18日より関西地方向けに6夜連続で放送されたNHKのリモートドラマ『ホーム・ノット・アローン』が、きょう30日深夜(26:05~26:15 ※全5話を再編集した完成版)に全国放送される。放送に先立ち、出演する桜庭ななみと松下洸平がコメントを寄せた。

  • 『ホーム・ノット・アローン』に出演する松下洸平と桜庭ななみ

今年3月まで放送されていた連続テレビ小説『スカーレット』で共演した桜庭と松下がタッグを組み、リモートドラマに初挑戦した本作は、新型コロナウイルスの影響で外出できない日々を送る2人がリモートで出会い、オンライン晩さん会やオンラインファッションショーなどを経て、互いに距離を縮めていくという物語。出演者とスタッフをリモートでつなぎ、出演者自らがカメラを構えて収録した。

在宅勤務中、1人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまった田中くみ子(桜庭ななみ)は、修理屋さんにテレビ電話をかけたつもりが、間違えて見ず知らずの居酒屋の店長(松下洸平)の自宅にかけてしまう。それをきっかけにお互いにテレビ電話をかけ合う関係になった2人は、少しずつ自分のことを語り出していき……。

桜庭は「今回の自粛期間中に家で過ごした皆さんが思ったことは、私の演じたくみ子だったり、松下さんが演じた常林さんと共感する部分もあると思うので、そういう人たちの気持ちを代弁し、世の中に伝えることができたのはすごくよかったです。全国の視聴者の皆さんには、このドラマを見て元気になっていただけたらと思います。リモートドラマならではの雰囲気やカメラのアングルも“新しいドラマ”として楽しんでほしいです!」とメッセージ。

松下は「常林という人物と数日向き合ってみて、ネガティブになることは簡単だけどポジティブになる事が人生において大事なんだと、改めて感じました。そして同時に普通の暮らしがどれだけ尊いものなのか、これからも日々を大切に生きて行こうと思いました。10分のショートドラマの中にそれぞれの日常と出会いが詰まっている温かい作品になりましたので是非ご覧ください。そして全国の皆様、桜庭さんのファッションショーをお楽しみに!」と呼びかけている。

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