JR九州は27日、九州新幹線川内~鹿児島中央間のすべてのトンネル内で携帯電話サービスエリアが拡大され、これにより九州新幹線の全線で携帯電話の通信が可能になると発表した。5月30日の始発列車からサービス開始を予定している。

  • 5月30日から九州新幹線の全線(博多~鹿児島中央間)で携帯電話の通信が可能に

同社はこれまで、トンネルなどの人工物で電波が届かず携帯電話が使用できない地域に中継施設などを設置し、携帯電話の利用を可能にする「電波遮へい対策事業」の補助金を国から受け、九州新幹線のトンネル内における携帯電話サービスエリア拡大や品質改善に向けて段階的に取り組んできた。

今回、対策工事の最後の区間となった川内~鹿児島中央間のすべてのトンネル内に携帯電話サービスエリアを拡大。博多~鹿児島中央間の全線で携帯電話のサービスが利用できるようになる。サービス提供事業者はNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社。ワイモバイルの携帯電話も利用できる。