「ウーマンウェルネス研究会 supported byKao」はこのほど、「在宅疲れに関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は4月10日~13日、首都圏在住で、在宅勤務をしており在宅時間が増加した20代~50代の男女455名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 在宅時間の増加による身体の不調の感じ方

    在宅時間の増加による身体の不調の感じ方

在宅時間の増加による身体の不調を感じるか尋ねたところ、74.3%が「とても感じる」「やや感じる」と答えた。在宅勤務中の過ごし方について聞くと、50.5%が「ほぼ座りっぱなし」、46.2%が「適度に身体を動かしている」と回答している。

在宅時間増加によってどのような不調を感じるか尋ねると、1位は「肩・首のこり」(73.4%)、2位は 「ストレス」(73.0%)、3位は「身体のだるさ」(52.8%)だった。在宅勤務中、「座りっぱなし」と回答した人は、どの症状においても数値が高かった。

  • 在宅時間増加による不調

    在宅時間増加による不調

運動不足を感じるか尋ねたところ、93.7%が「運動不足を自覚」「やや感じる」と答えた。一般的に、健康維持のためには、1日あたり男性は9,000歩、女性は8,500歩を目標に歩くのが良いと言われているが、今回の調査結果では、1日あたりの平均歩行時間が30分未満の人が49.7%と約半数を占めている。

  • 1日あたり平均歩行時間

    1日あたり平均歩行時間

産業医の福田千晶先生によると、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいると、身体の緊張状態が続き、血管が収縮して血のめぐりが悪くなるという。さらにニュースを見続けて不安な状態が続くと、自律神経の働きが乱れやすくなり、ストレスを過剰に感じたり、眠れないなどの精神的な不調も感じやすくなったりするとのこと。

また、家の中にいると料理や裁縫をしたり、パソコンやスマホなどを見る時間が多くなり目の疲れを感じたりする人も少なくないという。その目の疲れが心身の疲れの原因となり、睡眠不調にもつながる可能性もあるとのこと。

福田先生は、歩かない・座りっぱなし・睡眠不足などが引き起こす在宅疲れを解消する方法として、「巣ごもりほぐし」をすすめている。

不調を感じやすい肩や首のこりをほぐすには、40℃程度の蒸しタオルや温熱シートで患部を温め、その後に首・肩のこりをほぐすストレッチをするのがよいと推奨。また、ホットアイマスクで目もとを温めると、副交感神経活動が優位になり、緊張がほぐれるとのこと。

全身を効率的に温めるには、炭酸入浴が効果的だという。炭酸ガス入りの入浴剤を使用すると、炭酸ガスが温浴効果を高めて皮膚の毛細血管を拡張して血のめぐりがよくなるため、疲れやだるさ、冷えなどに効果があるとのこと。

また、全身に血液を戻すポンプの役割を持つふくらはぎを、蒸しタオルや温熱シートで温めることもすすめている。血行が悪くなったふくらはぎを温めることで、血のめぐりを促して足の冷えやだるさも解消しやすくなるという。