エデンレッドジャパンは5月14日、30~50代のビジネスパーソンを対象とした「家計と昼食に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2020年4月1~5日、有効回答は630人。
ランチ代は平均534円
世帯の家計状況を調べたところ、「苦しい(非常に含む)」と答えた割合は、2019年10月の消費増税前は56.8%、増税後は60.8%、新型コロナウイルス感染症流行の現在は66.6%と段階的に増加。さらに今後、家計が「苦しくなる」「非常に苦しくなる」と予想した人は76.0%に達した。
消費増税や景気などの影響で現在「節約している」人は84.6%。節約している費用1位は「食費」で70.7%に上った。
平日1回あたりのランチ代は平均534円。世帯年収700万円以下の人でも平均479円と、世帯年収が一定あっても金額は低いことがわかった。
平日ランチを選ぶ際に「とても重視する」との回答が最も多かったのは「コスパ」(36.4%)。一方、「健康」はわずか14.2%で、「コスパが悪い」と健康をおろそかにする傾向がみられた。また会社からランチ代を補助された場合、「今よりも健康的・栄養バランスが良いものを選ぶ」人は75.1%に上り、「自分で費用を負担する場合はコスパ重視だが、補助が出るなどお金があれば健康的な食事を選ぶという心理が浮き彫りとなった」(同調査)。
ランチ代を節約するために行っている努力・工夫を聞くと、「簡単なもので済ませる」が多数を占め、中には「ランチを食べない」という人も。一方、食事補助制度を利用している人からは、「特に節約していない」という回答が目立ち、同調査では「食事補助制度の有無によって、ランチ事情に格差が生まれ二極化している」と分析している。