Uberはこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者対応に当たっている医療従事者、難病児の家族と貧困家庭の児童を支援するため、「Uber Eats」による食事計4万食の無料提供を行うことを発表した。

  • 「Uber Eats」計4万食の無料提供を実施

    「Uber Eats」計4万食の無料提供を実施

同取り組みは、Uberが世界中で進めている乗車・食事の無償提供に係る取り組み「Move What Matters」の一環として行われるもので、新型コロナウイルス感染拡大による影響から困難な立場にある医療従事者、難病児の家族、貧困家庭の児童に対し、「Uber Eats」による食事計4万食が無料で提供されるという。

医療従事者への支援
医療従事者への支援は、サービス提供エリア内にある新型コロナウイルス感染症の対応にあたっている医療機関のうち、希望する医療機関に対して、「Uber Eats」による計3万食分の食事が提供される。また、ナスタの協力により、置き配サービスに対応した保温機能付き折りたたみ式宅配ボックス計1,000台も用意されているという。

難病児の家族への支援
難病児の家族は、新型コロナウイルスの感染によって既往症が著しく悪化する可能性があるため、食用品の買い物に非常に気をつける必要があり、頻度も減らしているという。こうした現状を受け、日本財団が支援している難病児とその家族向けの支援施設(全国6箇所)に対し、計5,000食分の食事が提供される。

貧困家庭の児童への支援
貧困家庭の児童は、学校の休校によって給食を食べる機会がなくなったことから、食事をとる機会が大きく減っている児童もいるという。このため、日本財団による生活困窮世帯等の児童の支援施設「第三の居場所」に通う児童とその家族向けに、計5,000食分の食事が提供される。