元巨人でメジャーリーグでも活躍した上原浩治氏が、12日深夜放送のフジテレビ系トーク番組『石橋、薪を焚べる』(毎週火曜24:25~)にゲスト出演し、自身の引退を振り返った。

上原浩治

上原浩治氏

昨年5月、巨人在籍時のシーズン途中で引退を決断した経緯について、番組MCのとんねるず・石橋貴明から問われると、上原氏は「キャンプからずっと2軍生活で。1回も1軍に上がることもなかったですし、自分が投げた真っ直ぐが簡単に2軍の若い子に打たれたのも、引退を決めた要因の1つです」と説明。

自身の衰えを実感したことのほか、「申し訳ないと思いました。その1イニング投げることによって、若い奴らが1イニング投げれないということなので。44歳のおっさんが……となってきますから、申し訳ないなと気持ちになりましたよね」と後進に道を譲る思いもあったようだ。

また、「投手コーチも僕より年下の木佐貫とか、歳が近い三澤さんがやってましたけど、気を使われているというのがすごい分かったので。気を使われたらもうダメだなと思いました。だったら、早めに辞めた方が若い選手のためになるだろうし、ジャイアンツのためにもなると思ったので。給料も返せますし……」とも告白。

ここで石橋が「えっ? 返せるって?」と聞き返すと、上原氏は「引退しますと言った時までしかもらえないです」「その後のお金は全部返してるわけですから。年間契約しましたけど、日割りでしたね。僕は辞めた日まで」と給料事情を打ち明け、石橋を「日割りなの!? 駐車場並だね! 年俸が日割り計算になるの!?」と驚かせていた。