日本テレビの佐藤真知子アナウンサーが、10日に放送された同局の番組『イントロ』(毎週日曜25:25~、月~木曜24:54~)で、番組収録中初めての涙を見せた。

  • 日本テレビの佐藤真知子アナウンサー=同局提供

テレビの外の世界で活躍するクリエイターをゲストに迎え、それぞれの得意な切り口で日テレの番組の魅力を伝えていく同番組。

10日の放送では、『鉄道員』『バトルロワイヤル』などの映画ポスターのキャッチコピーを制作し、最近では、組織のめざすべき方向性を探り、そのビジョンを「北極星」と称し、分かりやすい言葉で表現する仕事をしているビジョンライターの澁江俊一氏をゲストに迎えた。

番組では、澁江氏が、佐藤アナの「北極星」を考える場面も。佐藤アナから「自分が伝える情報や言葉によって、誰かの変化だったり、知りたいとか、やってみたいとか、何かを始めるきっかけ、願望にひっかかるヒントを何か提供できたらいいなといつも思ってます」と仕事への考え方を聞いて、「その言葉は、誰かの背中を押せるのか。」というコピーを贈った。

澁江氏が「人の人生を大きく変えることはなかなか難しいと思いますが、聞いている人の気持ちの中にある、希望だったり、願望だったりにちょっと作用するような、言葉を生み出してほしい、伝えていってほしいなと思います」とコピーの説明をしていると、涙がこぼれ始めた佐藤アナ。

「感動しちゃいました。すごい涙がでてきました」「澁江さんに考えて頂いたその言葉に背中を押された気がして、改めて言葉の持つ力を私自身も感じ取りましたし、誰かの背中を押すことができるような伝える人になりたいなと思いました」と決意を新たにしたようだ。

  • 澁江俊一氏=同

  • 佐藤真知子アナ=同

今回、澁江氏が“イントロ”となるキャッチコピーを考えた日テレの番組は、『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜21:00~)で、視聴者リクエスト企画第1弾として15日に放送される映画『天使にラブ・ソングを…』。澁江氏は「突然やってきた外の人間が、狭い世界の中にいる人々を目覚めさせていく、というストーリーの映画がもともととても好きで、自分の仕事とも近いと勝手に思っているのかもしれません」と作品の魅力を語る。

その上で発表した“イントロ”は「今、自宅で見たいのは 勇気をくれる歌声でした。」。「金曜ロードSHOW!という番組が、あえて今コロナで家にいなければいけない世の中の人々の見たい気持ちに応えようとすることに価値があるなと思ったんです」と思いついた背景を明かした。

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