山本光学はこのほど、4月6日~15日の「2020年(令和2年)春の全国交通安全運動」へ向け、運転用サングラス選びのポイント解説を公表した。

  • 運転中のドライバーへ「予測」「認知」を促す独自レンズを搭載した「ULTRA LENS For DRIVING」の着用比較イメージ

アイウェアブランド「SWANS」担当者である同社コーポレートマーケティング室・山尾優太郎氏は、運転用サングラス選びのポイントを以下のように解説している。

運転時に使用できるサングラスとして、JIS規格では「路上の使用又は運転目的の眼鏡レンズの分光透過率に関する要求事項」が定められている。ここでは信号で使用される「赤・黄・緑(青)」の色がしっかりと認識できること、極端に暗いレンズではないことが求められ、まずはこの基準をクリアしていることが「運転用」としての条件になる。

運転中には太陽光を直接浴びて眩しさを感じる場面もあれば、日陰に入る場面もある。光量の変化に対応できず暗く感じてしまうようでは事故などのトラブルを招きかねない。可視光線透過率(レンズの明るさを示す数値)が20%~40%程度のものが一般的に使いやすいといわれる(明るさの感覚には個人差あり)。

さらに「偏光」機能を持つレンズを使用することで、路面や車のウィンドガラスなどのギラギラとした光の反射を抑え、視認性が高まる。

自分にフィットするフレームを選ぶことも重要。頭や顔の形にフィットしているかを確認するため、試着してからの購入が推奨される。まずは装着した際にこめかみに圧迫感がないか、左右に顔を振ってもズレないかを確認。さらにまばたきをしてみて、レンズに睫毛が当たらないかも確認する。大丈夫そうであれば最後ににっこりと笑い、口角を上げたときに頬骨がサングラスのフレームやレンズにあたってずれないものであればOKとなる。

軽量タイプのものや柔らかいフレームのものなど、長時間着用しても疲れにくいように作られたモデルもある。サングラスと言うと「眩しさを抑える」ために着用するイメージがあるが、運転中に適切なサングラスを着用することで「視認性を高め、運転中の予測・認知・判断を促す」ことにもつながるという。

なお、同社は「SWANS」ブランドのスポーツアイウェアを製造販売しており、運転中のドライバーへ「予測」「認知」を促す独自レンズを搭載した「ULTRA LENS For DRIVING」シリーズを、SWANS直営店、SWANS公式オンラインショップ、全国のスポーツ用品店・眼鏡店にて販売している。