Visa Foundationはこのほど、中小企業を支援し、新型コロナウイルス(以下、COVID-19)の影響による各国の地域社会の緊急のニーズに対応するために、合計2.1億ドルにおよぶ2つのプログラムの実施を発表した。

  • 中小企業支援と新型コロナウイルスの緊急支援として2.1億ドルの助成金を提供

    中小企業支援と新型コロナウイルスの緊急支援として2.1億ドルの助成金を提供

同プログラムは、女性の経済発展および包括的な経済開発に焦点を当てた長期的な取り組みの一環として実施するもの。

1つ目は「1,000万ドルのプログラム」。Visaが事業を展開する「北米」「ラテン・アメリカ/カリブ」「ヨーロッパ」「アジア太平洋/中央ヨーロッパ」「中東/アフリカ」の5つの地域において、公衆衛生ならびに食糧支援など、世界で感染が広がるCOVID-19の対策を行う慈善団体への緊急支援に充てられる。

2つ目は、女性の経済発展の促進に焦点を当て、全世界の中小企業を支援するための「5年間に渡る戦略的な2億ドルのプログラム」。全世界の中小企業を支援するVisa Foundationの継続的な取り組みを拡大するもので、助成金は、中小企業の支援活動を支える非政府組織(NGO)や投資パートナーの当面の資金となる。

2億ドルの助成金のうち、6,000万ドルはVisaが業務を行う全地域において、多くが女性である中小企業の経営者を支援するNGOに提供する。1.4億ドルは、中小企業に社会的および財政的利益をもたらす投資パートナーに資金提供する。