ロックバンド・サザンオールスターズの桑田佳祐が、4日に放送されたラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM/毎週土曜23:00~23:55)で、新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさんを悼んだ。

志村けんさん

桑田は、サザンのデビュー曲「勝手にシンドバッド」について「沢田研二さんの『勝手にしやがれ』とピンクレディーの『渚のシンドバッド』をくっつけたということで。いかにも僕のオリジナルみたいなんですけど、違うんですよ。志村けんさんなんですよ」と説明。

続けて「『8時だョ!全員集合』の中で、(志村さんが)『勝手にシンドバッドー!』って言ってたのを、たまたまなにげなく見ていまして。『面白いな』と思って『勝手にシンドバッド』ができた時に『まぁいいか。この間、志村けんさんが言ってたあれにしちゃおう』と、しらばっくれてデビューしちゃったんですよ(笑)」と明かした。

「この度、残念ながら憎いコロナなんですけども、とにかく『勝手にシンドバッド』というタイトルの大元は志村けんさんでございます。パクリのパクリでございます。謹んで心よりご冥福をお祈りします」と言い、「勝手にシンドバッド」を流した桑田。

楽曲が終わると、「志村けんさんありがとうございました。あまりにも偉大で、我々の青春でした。ポップアイコンでした。愛され続けた志村けんさんでございました。志村けんさんがいなければ我々も表舞台に出てきていないと思います」と感謝を示した。