元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、5日からフジテレビ系報道番組『日曜報道 THE PRIME』(毎週日曜7:30~)にレギュラーコメンテーターとして出演することが決まった。15年に政界を引退後、初の報道番組レギュラー出演となる。

橋下徹氏

政界引退後もその発言が度々注目され、各メディアで大きく取り上げられている橋下氏。最近では、新型コロナウイルスに関連するツイートで話題を集めた。

3月24日、自身のツイッターで37.3度の熱と喉にたんが絡む違和感があることを明かし、「しばらく自宅にて様子を見たいと思います」と投稿、仕事を控え自宅で療養していた橋下氏は、その後も状況を都度ツイッターで発信し、4日後の28日には、平熱に戻り喉の痛みもなくなったと回復を報告していた。ただ、仕事復帰については慎重に検討し、あす5日の放送は、東京のスタジオではなく、大阪から中継で出演する予定だ。

橋下氏は、レギュラー初回の放送を前に、「理想論的な批判や客観的な分析をすることは簡単である。しかしそれだと政治も世の中も前に進まない。大阪という大都市において行政権を実際に行使した経験と政治家として権力闘争に明け暮れた経験を基に、単なる批判や分析で終わらせず、政治や世の中を前に進めるための問題点の指摘、問題提起をしながら、その課題解決策を追求し、日本が歩むべき一定の道筋を視聴者の皆様と考える番組にしたい」とコメントを寄せている。

5日の放送は「新型ウイルス感染拡大が招く医療崩壊と雇用危機」がテーマ。スタジオゲストに、新型ウイルス担当相も兼ねる西村経済再生担当相や、佐藤正久前外務副大臣らを迎え、今後の暮らしがどうなるのかを議論する。