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【この記事のエキスパート】
プロスノーボードコーチ:出口 超
京都府舞鶴市生まれ。日本体育大学卒。SIA(日本プロスキー教師協会)教育部技術委員スノーボードデモコーチ。力学に基づいたスノーボード理論を2006年に構築。
著書に「もっとカッコ良く滑るスノーボード」(メイツ出版)、「はじめてでも絶対うまくなるスノーボード」(主婦の友社)、自費出版によるe-book「もっと優雅にカッコ良く滑るスノーボード」(Kindle)などがある。
人の骨格やバランスに応じたレッスン・バインディングのセッティング診断に定評あり。スノーシーズンは主に、神立スノーリゾート(新潟県)で自身のレッスンプログラム「超塾」を開催。夏場は地元舞鶴市にてスクーバダイビングとSUPのガイドをしている。
ゲレンデを安全に滑るために日光や風などから目を守るスキーゴーグル。オークリーやバートンといった人気ブランドからUVカット、曇り止め、偏光レンズ、眼鏡対応といった様々な機能を持った商品が発売されています。ここではスキーゴーグルの選び方とおすすめ商品を紹介します。
スノボゴーグルとの違いも
スキーゴーグルとは?必要性は?
ゲレンデで雪に跳ね返った日光や紫外線を避けるためにつけるスキーゴーグル。吹雪や豪風から目を守ることで視界が塞がれるのを防いでくれるスキーの必須アイテムです。
また、衝突や転倒などの事故の際に目を守ってくれる効果もあります。スキーゴーグルとスノボゴーグルの区別はありません。どちらの競技でも問題なくお使いいただけます。
日本人には日本ブランドやアジアンフィットを!
スキーゴーグルには、海外の人気メーカーが多く販売されていますが、海外メーカーは欧米人の顔や鼻の形に合わせて作られているので、日本ブランドやメーカーの製品の方がフィットしやすいでしょう。また、アジアンフィットを用意しているモデルもあります。
ヘルメットを着用する人はヘルメットを着用した時のフィット感でゴーグルを選びましょう。
ダブルレンズ・可視光線透過率・偏光レンズなど
スキーゴーグルの選び方
それでは、スキーゴーグルの基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】可視光線透過率は50%前後を!
【2】レンズの種類で選ぶ
【3】レンズの形状で選ぶ
【4】レンズのカラーで選ぶ
【5】眼鏡対応のスキーゴーグル
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】可視光線透過率は50%前後を!
可視光線透過率とは、レンズが通すことができる光の数値を表します。裸眼の視界が可視光線透過率100%の状態ですから、よく晴れた日の場合、眩しさを軽減するためには可視光線透過率の低いレンズが適しているということになります。夜間にスキーをする場合は、可視光線透過率が高いレンズが適しています。
また、可視光線透過率に応じてレンズカラーも「クリア系」「グレイ系」「ピンク系」「オレンジ系」「ブルー系」など色分けされているのが特徴です。迷ったら、可視光線透過率50%前後の商品を選びましょう。
【2】レンズの種類で選ぶ
レンズには曇り止め効果があるものや太陽の光を遮る効果があるものなど、さまざまな種類のものがあります。目的にあったタイプを選びましょう。
曇りに強いダブルレンズ
スキーやスノボで滑走中にレンズが曇ると、視界不良による事故につながります。ダブルレンズは2枚のレンズの隙間にある空気によって、ゴーグル内外の温度差を小さくすることで曇りにくくする機能があります。
スキーゴーグルを選ぶ際は、ダブルレンズのような曇り止め機能がついたものがおすすめ。
高速滑走ではシングルレンズ
スキーやスノボーでスピードを出したい時は、シングルレンズがおすすめ。ダブルレンズは曇り止めの効果がありますが、二枚のレンズを使用しているので、視界に歪みが生じやすい構造になっています。
スピードを出すには歪みが障害となってしまうことがあるので、競技用として使うなら、シングルレンズ一択です。
視界確保なら偏光レンズ
雪面に反射する光が「偏光」です。偏光レンズは、スキー場で乱反射する偏光など余計な光をカットしてくれます。さらに、雪面の凹凸も見やすくしてくれる特徴をもっています。
価格帯としては、他のタイプと比べると多少高価ですが晴れの日には手放せないアイテムです。
天候に関わらず使える調光レンズ
調光レンズは、紫外線の量や気温の変化に応じて色が変化するレンズです。最近では、眼鏡やサングラスにも使われていることでも有名です。
レンズ内側に特殊な技術が施されているので、光を受けたら見えやすいように調節してくれます。晴天時や雨天時でも対応してくれるので一つは持っておきたいアイテムになります。
眼精疲労にもなるハイコントラストレンズ
ハイコントラストレンズは、雪景色のコントラストを強くすることで、地形の凸凹をはっきりとさせてくれるので視界が見やすくなります。
眼精疲労も軽減してくれるので、長い間滑っていても疲れにくいレンズになります。
【3】レンズの形状で選ぶ
スキーゴーグルには、おもに球面レンズと平面レンズの2種類があります。それぞれの特徴を把握しておきましょう。
曇りにくい球面レンズ
球面レンズはレンズが曲面になっており、顔との距離が遠いので曇りにくい仕様となっています。
また、球面レンズは平面レンズと比較しても素材は硬く、耐久性があるために転倒時にも目をしっかりと守ることができます。
リーズナブルな平面レンズ
平面レンズは視界の歪みが少なく、レンズ交換もしやすいのが特徴です。ご自身が欲しい機能に合わせて、適したレンズを選んでみてください。
平面レンズは大量生産されていることもあって、価格帯もリーズナブルなので、安価な値段で手に入れることができます。
【4】レンズのカラーで選ぶ
レンズカラーは、ゴーグルのなかが一切見えないミラーレンズからほとんど透明のものまで、さまざまな種類があります。雲ひとつない快晴の青空からほとんど先が見えない吹雪(ふぶき)や霧の日まで、変わりやすい雪山で視界を確保するために、ゴーグルのレンズの色は重要です。
一般的にオレンジ系やピンク系のレンズはオールマイティーに使え、イエロー系は悪天候やナイターで、グレー系は眩しさを軽減することから、晴天時に向いています。それぞれミラー加工のされたレンズがありますが、晴天時に威力を発揮します。そして見た目もカッコいいです。デザイン以上にレンズの色にもこだわって選びたいですね。
アイスブルー系は、コントラストを上げるため障害物の視認性が高くなります。レンズ面が鏡のように反射しているミラーレンズは、まぶしさをおさえられるだけでなく、他人に視線を見られたくないときにも向いています。
【5】眼鏡対応のスキーゴーグル
ふだんから眼鏡を使用している人は、眼鏡対応のスキーゴーグルを選びましょう。眼鏡を装着していても着用しやすいように、ゴーグルの容積が大きめの仕様になっています。
製品によって、眼鏡の上から着用できないものがあるので、予めサイズも確認しておくことが必要です。
(★)視界を確保できるフレームレスも!
フレームレスタイプのゴーグルは、視界を確保できるだけでなく、見た目のインパクトも絶大です。
フレームが無いことで視界が広がり、雪や水などの水滴がフレームに留まることがないので、曇りを防ぐことができます。一方で、フレームが無いことで強度がやや落ちます。
スキーゴーグルの人気ブランドを紹介
ここからはスキーゴーグルの人気ブランドを紹介していきます。ゴーグルは基本的にサイズが合えば、ユニセックスで使用することができます。自分のサイズに合うものか、好きなデザインかなどといった点を選ぶ際のポイントにしてみてください。
OAKLEY(オークリー)
スノーボードやスキーなどのウィンタースポーツに限らず、あらゆるスポーツジャンルのアイウェアを取り扱う世界的にも有名なブランドです。全世界で愛用するプロのアスリートも多いことでも知られています。
オークリーのスキーゴーグルは雪山の凹凸でも見やすく作られています。どのゴーグルもしっかりとフィットする作りになっているため、視界の曇りが軽減され滑りやすいと人気が高いです。フィット感と視界の広さを求めている方はオークリーのスノボゴーグルを検討してみてください。
SMITH(スミス)
スミスは50年以上の歴史を持つ世界最大のゴーグルメーカーです。「見えやすく曇りにくい」と世界中のスキーヤーから支持を得ており、昔も今も変わらず人気のブランドです。
ゴーグルの特徴として、スミスは独自のクロマポップレンズを使っているため凹凸などが見やすくどんな地形でもいち早くとらえる事ができること。また、種類によっては光を自動調節する「調光レンズ」が付いているので、さらに視界を良好にしてくれ滑りやすくなります。
さらに、すべてのモデルにレンズを曇りにくくする「フォグレンズ」を搭載しているため、どんな雪山でも爽快にストレスなく楽しむことができるでしょう。
SWANS(スワンズ)
スワンズは知る人ぞ知る日本のゴーグルメーカーです。デザインはシンプルな物が多く、日本製なので日本人の骨格に合ったゴーグルアールで付け心地とフィット感は抜群!シンプルで信頼感のある商品なので多くのスキーヤーに支持されています。
スワンズはレンズの性能にも特徴があり、光の乱反射による視界の見えにくさを効果的にカットしてくれる特殊なフィルター機能が搭載されています。路面の照り返しをおさえ凹凸の状況を的確に視ることができるので、快適に滑ることができるでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)