渋谷駅街区開発計画の推進者である東急、JR東日本、東京メトロが整備する「西口仮設通路」、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合、東急不動産が整備する「渋谷フクラス接続デッキ」が2020年7月中旬から供用開始すると発表された。

  • 「渋谷フクラス」側から見た完成イメージ(JR東日本提供)

  • JR渋谷駅側から見た完成イメージ(JR東日本提供)

渋谷駅西口では今後、「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟・西棟)」や駅前広場・バスターミナルなどの再開発計画が本格的にスタートする予定。それらの大規模工事に先立ち、渋谷駅と渋谷マークシティを接続する「西口仮設通路」が整備される。

この「西口仮設通路」は、「渋谷フクラス」とも「渋谷フクラス接続デッキ」を通じて接続し、これから再開発が本格化する渋谷駅西口において、地上2階レベルでの利便性の高い仮設歩行者ネットワークを構築する。

渋谷駅から「西口仮設通路」「渋谷フクラス接続デッキ」を通り、「渋谷フクラス」内の歩行者通路や渋谷駅西口歩道橋(国土交通省関東地方整備局東京国道事務所が整備)を経由することで、桜丘町エリアにも歩行者ネットワークが拡充され、回遊性が高まるとのこと。

  • 「渋谷フクラス」側の完成イメージ(JR東日本提供)

なお、現在の東急百貨店東横店西館内の歩行者通路については、将来実施する東急百貨店東横店西館の解体工事の着手に合わせ、閉鎖する予定となっている。