2019年2月27日に連載が開始された「1年で1ページだけ進むマンガの世界」なる漫画をご存知だろうか。キドジロウ先生(@timberdoor)による年刊作品である。2020年2月27日にも忘れること無く、その漫画は更新された。

  • 今年公開された「1年で1ページだけ進むマンガの世界」の2ページ目

時事ネタがたっぷり盛り込まれた第2ページ目。いま巷で話題の『100日後に死ぬワニ』をも取り込みつつも、ストーリー自体はまったく進んでいない。何年がかりで終わらせるつもりなのだろうか。ある種、思わず気になってしまう存在感がある。

なお、2019年に投稿された1ページ目がこちらだ。

  • 去年公開された「1年で1ページだけ進むマンガの世界」の1ページ目

超メタなネタだけで作り上げられた第一歩である。このまま終わっておいてもよかったのではないか。しかし、更新をするからには、きっと作者も壮大な考案があるのかもしれない。

実際、キドジロウ先生にどんな思惑があるのか。モトタキ記者がインタビューしてみた。

キドジロウ先生「長い目で見守っていただけると嬉しい」

――2019年段階で、2020年も続けようという意気込みはありましたか?

キドジロウ先生:
「正直あまり覚えていません! 」

――わーお。……ぶっちゃけ来年の更新って楽しみにしてもいいんでしょうか?

キドジロウ先生:
「自分も来年の自分に期待しています!」

――やべぇ匂いがする。あの、時事ネタを盛り込んでいく予定はありますか?

キドジロウ先生
「来年に何を描くのかは今の私には本当に予想ができません。……すみません」

――あ…、あ…、年刊漫画を読み続けてくれる読者の方にコメントはありますか?

キドジロウ先生
「我ながらどうすんだマジで……と思いながら描いてます。長い目で見守って頂けると嬉しいです」

そう、もしかしたら3ページ目はないかもしれない。いや、あるかもしれない。それを楽しみに生きていれば、がっかりするかもしれない。あったら儲けものぐらいの、優しく暖かな目線で見守るのがベストな存在。

それが年刊漫画「1年で1ページだけ進むマンガの世界」なのだろう。個人的には楽しみにしておきたい。