ワークポートは3月12日、20~40代の転職希望者を対象とした「新型コロナウイルスの影響」に関する調査結果を発表した。調査期間は2020年2月26日~3月4日、有効回答は407人。

体調不良時の会社の休み方、1カ月で変化

  • 明日の朝、37.5度の熱が出たらどうするか

新型コロナウイルスの影響を受け、現在の勤務先(直近の勤務先)では何か対策がとられたか尋ねると、60.0%が「はい」と回答。具体的には、「マスクの着用許可・義務」「時差出勤・テレワーク」「会議の中止やオンライン化」の3つが多かった。

明日の朝、37.5度の熱が出たらどうするか聞くと、「欠勤して自宅で安静にする」が39.1%、「欠勤して最寄りの病院にいく」が28.7%、「新型コロナウイルスを疑い、欠勤して指定された機関に連絡をする」が22.4%と、9割超が会社を欠勤すると回答。一方、「通常通り出勤する」は9.8%で、中には企業側から出勤を強制されている人もいた。

2020年2月上旬に同社が実施した「職場の感染症対策について」の調査で、どの程度の体調不良ならば会社を休む判断をするか聞いた際は、60%以上が「38度以上の高熱が出なければ会社を休まない」または「そもそも会社を休まない」と答えており、この1カ月間で働き手の意識が変化したことがわかった。

今後プライベートな予定の変更・自粛を、「する」人は47.9%、「しない」人は52.1%。「する」と答えた人にいつの予定を変更・自粛するか質問すると、大多数が3月中の予定をとりやめたと回答し、中には「新型コロナウイルスが終息するまで」「4月以降も当面予定を入れない」という人もいた。

新型コロナウイルスの感染拡大が自身の転職活動に影響を与えていると感じる人は45.5%で、転職活動にも影響が出ていることがわかった。