ジャストシステムは3月10日、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2019年総集編 【トレンドトピック版】」を発表した。マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」にて、2019年1月~12月の期間に毎月1回実施したものをまとめて分析した。有効回答は17~69歳の個人1,100人。

実店舗でのスマホ決済利用率、1位「PayPay」

  • 利用しているスマートフォンの決済機能

2019年6月度調査において、コンビニエンスストアでの支払いの際、「現金を使わない」または「現金を使わないことが多い」と答えた割合は38.0%だったが、消費増税後の2019年10月度調査では48.9%に増加。4カ月の間に10.9ポイント増え、半数近くが現金以外の方法で支払いをするようになったことがわかった。

2019年10月度調査で、実店舗で利用しているスマートフォンの決済機能を調べたところ、「PayPay」が最も多く54.9%。次いで「LINE Pay」が34.9%、「楽天ペイ」が34.6%と続いた。男女別にみても「PayPay」が最多となり、男性52.8%、女性57.2%と、それぞれ過半数を占めた。また、「PayPay」利用者の割合を消費増税前の2019年6月度調査(38.8%)と比べると、4カ月で16.1ポイントも増えていた。

2019年12月度調査で、スマートフォンからECを利用する人のうち、購入意向があったにも関わらず、ECサイト・ECアプリの応答速度が遅く、タップしても反応しない、ページが遷移しないといった理由から離脱したことが「頻繁にある」人は13.4%、「ときどきある」人は44.1%。計57.5%の人が「応答速度が遅くて離脱した」経験があることが明らかになった。