東急住宅リースと東急社宅マネジメントは2月26日、「ビジネスパーソンの転勤事情に関する調査2020」を発表した。調査は1月21~24日、転勤経験のある既婚男性ビジネスパーソン500名と、夫の転勤に伴い一緒に引越しをした経験のある既婚女性(以下、転妻)500名を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「もし転勤するなら、家族も一緒に引越しをすることが現実的に望ましいと思うか」と聞くと、転勤経験のある既婚男性は、「はい」(62.8%)、「いいえ」(37.2%)、転妻は「はい」(78.4%)、「いいえ」(21.6%)となっている。

  • もし転勤するなら、家族も一緒に引越しをすることが現実的に望ましいと思うか

そして、転勤経験のある既婚男性に、直近の転勤に伴って発生した費用(引越し代のほか、転勤先での住居費用、帰省費用など)を、「勤務先からの手当でどのくらい補えたか」聞いたところ、「手当はなかった」(32.0%)、「費用の全て」(25.6%)、「費用の8~9割」(13.6%)、「費用の6~7割」(12.2%)、「費用の5割程度」(8.8%)、「費用の3~4割」(3.4%)、「費用の1~2割」(4.4%)となっている。

  • 勤務先からの手当でどのくらい補えたか

更に、転勤経験のある既婚男性に、「転勤をする際に、上司や同僚から言われたくないセリフ」を聞いたところ、「頑張って」(62件)、「良かったね/いいね」(19件)、「左遷だ」(15件)、「さようなら」(12件)、「戻ってこなくていよ」(10件)、「いつ戻れるか分からないよ/戻ってこられないよ」(6件)、「君がいなくなってよかった」(6件)、「また戻ってきて/戻ってこられるよ」「君ならできるよ/期待しているよ」(5件)、「おめでとう」「栄転だね」「寂しい/残念だ」(4件)となった。

  • 転勤をする際に、上司や同僚から言われたくないセリフ

また、「夫の転勤の際に、友人・知人(ママ友など)から言われたくないセリフ」を聞いたところ、「大変だね」(33件)、「うらやましい」(17件)、「ご栄転?」(14件)、「かわいそう」(11件)、「左遷?」(10件)、「(夫に)ついて行くの?/私なら行きたくないな」(8件)、「(転居先が)住みにくい所だね/そんな所に行くの?」「また転勤?」「頑張って」(7件)、「あなたがいなくなってよかった」「子どもがかわいそう/子どもは大丈夫?」「寂しくなるね」(6件)だった。

  • 夫の転勤の際に、友人・知人(ママ友など)から言われたくないセリフ

続けて、転妻に「出世しなくてもいいから転勤を断ってほしいと思ったことがあるか」聞いたところ、「ある」(21.8%)、「ない」(78.2%)だった。

  • 出世しなくてもいいから転勤を断ってほしいと思ったことがあるか

そして、転勤経験のある既婚男性に、「転勤をする際に、単身赴任を避けるために、絶対に言わないようにしているセリフ」を聞いたところ、「一人で行くよ」(12件)、「一人で大丈夫だよ/頑張るよ」(8件)、「ついて来て」「一人のほうがいいよ/気楽だよ」(6件)、「頑張って」「自由になりたい」(5件)、「どうする?」「楽しみだね」「寂しい」(4件)、「一緒にいたい」「一緒に来なくてもいいよ/勝手にして」「嫌だな/心配だな」「心配ないよ」(3件)だった。

  • 転勤をする際に、単身赴任を避けるために、絶対に言わないようにしているセリフ

また、夫の転勤の際に「これを言われたら絶対についていくのをやめると思うセリフ」を聞いたところ、「来なくていいよ」(38件)、「ついて来るのが当たり前でしょ」(37件) 、「引越し準備は任せるよ」(13件)、「家事をやって/家のことは任せるよ」(11件)、「一人のほうがいい」(9件)、「どっちでもいいよ」「誰が稼いでいるとおもっているんだ」(6件)、「仕事を辞めて」「仕方ないだろう」「面倒をみて/身の回りの世話をして」(5件)となっている。

  • これを言われたら絶対についていくのをやめると思うセリフ