タレントのセイン・カミュが、5日に放送されたテレビ東京系バラエティ番組『じっくり聞いタロウ』(毎週木曜24:12~)にゲスト出演し、事務所独立後に仕事が激減した真相を語った。

セイン・カミュ

セイン・カミュ

セインは元祖外国人タレント事務所・稲川素子事務所にスカウトされ、マネージャー兼タレントとして芸能界入り。「もっと出る方に」という希望もあったため円満退社し、フリーを経て、知り合いを社長に新事務所を設立することになる。

その後、消費者金融のCM出演のほか、TBS系『さんまのSUPERからくりTV』などでブレイク。11本のレギュラー番組をかかえる売れっ子になった。当時は固定給で、最高月収は「250万円」。順風満帆な芸能生活だったが、出産の立会いに対する考え方の違いなどでスタッフと対立し、2004年12月に退所した。

セインは、「12月くらいにその大きな問題があって、3月くらいに番組改編があるので12月から3月までは誠意を見せてということもあり、(レギュラー番組は)急に辞められないから3月まではやらせてもらいました」と明かし、「(仕事が激減して月収が)70万円、50万円と落ちた」「生活水準も落とさなきゃいけない。引っ越しもしなきゃいけない」と苦い記憶をたどる。

その後は、地方の仕事やイベントMCなどをこなしてなんとか家族を養った。芸能界の引退を考えた時期もあったが、「大学中退だし、資格があるわけでもない。芸能界を辞めて何をするのか。(子どもも)育てなきゃいけない」とセイン。現在はドラマやナレーションなどの仕事のほか、YouTuberとしても活躍中。登録者数12万人を突破した公式チャンネルでは、『からくりTV』でも人気を博していたボビー・オロゴンやアドゴニーなども登場する。