しゅふJOB総研は3月2日、「家計のゆとり」に関する調査結果を発表した。調査は2019年12月16日~22日、ビースタイルおよび『しゅふJOBパート』に登録する母親800名を対象にインターネットで行われた。

  • 家計の支出で負担に感じているもの

    家計の支出で負担に感じているもの

調査によると、働く母親の75.0%が「家計にゆとりがない」という。そこで、家計の支出で負担に感じているものを聞いたところ、学校や塾などの「教育関連費」(57.4%)が最も多く、次いで「家賃・住宅ローン」(48.5%)、「食費」(41.5%)、「通信費」(39.6%)が上位に。

また、「家計への負担さえ考えなければ“もっと購入したい”または“利用したい”と思うもの」について聞くと、「趣味・習い事」(49.4%)が一番多かった。

  • 出費を減らしたいもの(日用品)

    出費を減らしたいもの(日用品)

一方、出費を減らしたいものについて尋ねたところ、食料品は「お菓子類」が56.3%で断トツ1位に。日用品では「特にない」(43.5%)という声が最も多く、次いで「洗濯用洗剤」(21.5%)、「ティッシュペーパー」(20.3%)、「トイレットペーパー」(19.1%)と続いた。

この結果を、一番下の子の年齢が3歳以下の女性と比較してみたところ、食料品では大きな違いはみられなかったものの、日用品では「おむつ」(60.5%)や「お尻ふき」(32.1%)の比率が突出して高く、子どもの年齢によるニーズの違いが如実に表れる結果となった。

  • 日々の生活の中で解消したいと思う負担

    日々の生活の中で解消したいと思う負担

次に、「あなたが日々の生活の中で解消したいと思う“負担”は何ですか?」と質問したところ、最も多かった回答は、「生活にかかる金銭的負担」(56.1%)だった。しかし、一番下の子が3歳以下の女性の回答に限定すると、「家事・育児の重圧など心理的負担」(61.7%)で6割を超え、次点が「生活にかかる金銭的負担」(59.3%)となった。