俳優の中村倫也がこのほど、都内のスタジオで日本テレビ系ドラマ『美食探偵 明智五郎』(4月スタート、毎週日曜22:30~)の取材に応じた。

中村倫也

東村アキコ氏原作の同名漫画を映像化する今作は、容姿端麗だが超変わり者である美食家の探偵・明智五郎(中村)が、連続殺人鬼の真相とハートに迫るサスペンス。

中村は「(原作の)漫画を読んで、あの顔面なのになぜ僕のところ(オファーが)に来たのかな?っていう疑問は今でも拭えないんですけど(笑)、薄顔なりに精いっぱいやらせてもらってます」と冗談を交えながら、「各話の事件の動機や着眼点に生活感があるんです。そういう目線のミステリーってなかなかなかったと思うので、そこが見どころの1つだと思います」と語る。

  • 中村倫也(左)と原作の明智五郎

そんな中村に対し、明智の相棒・小林苺役の小芝風花は、撮影の合間に甘えてしまうそうで、「メイキング(の映像)が怖いくらい、ふざけてしかいなくて(笑)」とのこと。中村が「最近はスタッフさんに無視されてるもんね。昨日は“座頭市ごっこ”してました。誰がいちばん勝新(太郎)さんっぽくできるか(笑)」と明かすと、連続殺人鬼に変貌する主婦役の小池栄子は「兄妹なのかと思うくらい仲いいと思う」と感心した。

ミステリーとの出会いについて、中村は「ちっちゃい頃、学校の図書室で『シャーロック・ホームズ』の児童図書を読んでたりして、好きでしたね」というが、「演じてみると、謎を解く以上、言葉で説明するのがお約束じゃないですか。まぁしんどいですよね(笑)。この前も15ページくらい、1人でしゃべってるなみたいな日があって、ちょっと耳から炎が出そうになりました」と、独特な表現で苦労を吐露。

それでも、栄ちゃん(小池)とか風花ちゃんとか、毎話出てくださる方も本当に素敵で、スタッフも含め、最強の布陣で神輿に担いで乗せてもらえることがすごく幸せだと感じているので、それを噛み締めながら、いつ死んでもいいなと思います。でも、死んだらお金かかっちゃうなと思いながら生きてます(笑)」と、“中村節”で主演の意気込みを語っていた。

  • (左から)小芝風花、中村倫也、小池栄子

ヘアメイク:松本美奈 / スタイリスト:齋藤ますみ

小芝風花
ブラウス:TIGRE BROCANTE / デニムパンツ:OMNIGOD