JR東日本高崎支社は、今年4~6月に開催する「群馬デスティネーションキャンペーン」に合わせ、群馬県を中心とした観光型MaaSの実証実験を行う。

  • 「ググっとぐんMaaS」利用イメージ

観光型MaaSの実験期間は4月1日から6月30日まで。「ググっとぐんMaaS(マース)」の名称で、ダウンロード不要のウェブサービスとして展開する。群馬県の山と大地をイメージしたカラーリングで群馬の「G」を表現したロゴマークも制定した。

今回の実証実験では、「モバイルSuica」による決済サービスと旅行プランニングサービスの2点を新たに提供。決済サービスでは、群馬県を中心とした指定の鉄道路線が2日間乗降り自由となるフリーパス「ググっとぐんMaaS WEST・EAST」をデジタルチケットとして発売。オプションとして上信電鉄や秩父鉄道、路線バスのフリーパスも発売する。観光名所を巡るタクシー観光チケット「駅から観タクン」、草津温泉の日帰り入浴施設の入浴券もデジタルチケットとして販売する。

旅行プランニングサービスは、行きたい観光スポットなどを選ぶだけで移動方法と所要時間を自動的に計算する機能。目的地を追加もしくは削除すると移動手段も再計算されるため、行程中の計画変更などが簡単にできる。

その他、これまでの実証実験でも提供した、JR東日本アプリとの連携による現在地から目的地までの経路検索、観光地や飲食店情報などの地図上への表示、駅レンタカーの予約といった機能も引き続き提供する。