SEC/新宿駅前クリニックは2月14日、「2020:仕事とインフルエンザの認識調査」を発表した。調査は1月15~16日、20~60代の男女200人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「職場でインフルエンザが流行した時の感染者はどれくらいいましたか?」と尋ねると、「職場の1割以下」(43%)、「特に流行したことはない」(23%)、「職場の2割ぐらい」(19%)、「職場の3割ぐらい」(8%)、「職場の5割ぐらい」(5%)、「それ以上の感染者が出た」(2%)という結果に。

また、「インフルエンザかもしれないと感じた際に出社しますか?」と聞くと、「出社しない(病院に行く)」(66%)、「症状が酷くない場合は出社する」(19%)、「外せない仕事がある場合は出社する」(8%)、「基本的に出社する(昼休みや仕事終わりで病院に行く人も含む)」(7%)となった。

  • インフルエンザかもしれないと感じた際に出社しますか?

コメントでは、「体調が悪くなり早退。翌日回復し出勤したが、また時間が経つにつれ体調不良。もう1日同じことが起こり、病院に行ったらインフルエンザでした」(20代女性)、「発熱が続き病院に行ったら既に治りかけのインフルエンザだった」(40代男性)などがあった。

そして、「インフルエンザにかかったら何日会社を欠勤しますか?」と聞くと、「医師の診断に従う」(48%)、「5~6日」(22%)、「3~4日」(21%)、「1~2日」(6%)、「休まない」(2%)となっている。

  • インフルエンザにかかったら何日会社を欠勤しますか?

続けて、「インフルエンザでも出社してくる人はいましたか? またそれはどの立場の人ですか?」と聞いたところ、「いない」(57%)、「いた」(43%)となった。

そして、出社した人の内訳をみると、「社長(経営者)」(4.6%)、「上司・先輩」(67.8%)、「同僚」(51.7%)、「後輩」(24.1%)、「その他」(13.8%)という結果に。

  • インフルエンザでも出社してくる人はいましたか? またそれはどの立場の人ですか?(複数回答)

そして、出社した人に関するエピソードでは、「社長が『マスクを2枚か3枚重ねてつければインフルエンザを他人にうつすことはない』と出勤していた」(30代女性)、「熱っぽいというので後輩を病院に行かせたら、インフルエンザでした! と会社に帰ってきて報告してきた。うつしてしまうという認識が無いと思った」(30代女性)、「納品前に、『休めないから』とインフルエンザにかかったディレクターが出社し、大勢の人が感染して欠勤者が続出。結果、納品も間に合わなくなってしまった」(30代女性)、などがあった。