俳優の吉沢亮が、一年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマ等を表彰する「2020年第44回エランドール賞」の新人賞を受賞し6日、都内ホテルで行われた授賞式に出席。報道陣の囲み取材にも応じ、山田天陽役として注目を集めたNHK連続テレビ小説『なつぞら』を振り返った。
吉沢は「本当にうれしい」と受賞を喜び、「賞をいただくために何かを頑張るということはないんですけど、こうやって評価していただいた方々がいて、役作りしたこととか、作品への思いが見てくださった方々に伝わっているのかなという気がしてすごくうれしかったです」と語った。
『なつぞら』では、吉沢演じた天陽が亡くなった際に「天陽ロス」の声が続出したが、「本当にうれしいですよね。そうやってたくさんの方の反応を聞けたし、朝ドラは『ロス』いう言葉がよくあるんですけど、こんなにすごいだなと。これだけの反響をいただけるんだとすごい感じた」としみじみ。
「『なつぞら』がきっかけで僕のことを知ってくださった方もたくさんいると思いますし、見てくださる方々の幅も広がった作品。その作品で(賞が)とれたことがうれしいです」と改めて喜びを表現し、「出られたことに感謝だなと思います」と述べた。
「2020年第44回エランドール賞」受賞者
●新人賞
神木隆之介、安藤サクラ、横浜流星、清原果耶、吉沢亮、橋本環奈
●プロデューサー賞
映画『翔んで埼玉』若松央樹(フジテレビ)、古郡真也(FILM)
NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』清水拓哉(NHK)、家冨未央(同)、大越大士(テイクファイブ)
●プロデューサー奨励賞
映画『蜜蜂と遠雷』石黒裕亮(東宝)
TBS系ドラマ『凪のお暇』中井芳彦氏(TBS)
●特別賞
映画『新聞記者』製作チーム
●アクターズセミナー受賞者
片桐美穂、佐伯大地、ついひじ杏奈、内藤聖羽、仁科あい、吉川一勝