TBSラジオで2月11日から約2カ月にわたってオリジナルオーディオドラマ『TBSラジオ オリジナルドラマ「半沢直樹」敗れし者の物語 by AudioMovie』(毎週火曜「ACTION」内 16:10頃~約10分間 全8話)が放送される。本作の初回キャストに、東京中央銀行大阪西支店の元支店長・浅野匡役の石丸幹二、浅野の妻・利恵役の中島ひろ子が決定した。

  • 『TBSラジオ オリジナルドラマ「半沢直樹」敗れし者の物語 by AudioMovie』初回キャストに決定した石丸幹二と中島ひろ子

前作のテレビドラマでは、銀行内で行われていた数々の不正を幾度となく暴き、痛快な逆転劇を見せた堺雅人演じる半沢直樹。今回のオリジナルオーディオドラマでは、その半沢の逆転劇によって敗れ去った人々の“その後の人生”に焦点を当てる。

石丸演じる浅野支店長は、当時融資課長だった半沢直樹(堺雅人)に、5億円という莫大な融資契約を取り付ける強引な指示したうえ、その融資額5億円全額が騙し取られると、責任を部下である半沢に背負わせようとし、さらには騙し取った融資先の社長と結託し、見返りとして金を受け取るという不正の陰謀を企てた人物。しかし、出向目前の窮地まで追いやられた絶体絶命の状況から、バンカー人生を懸けた半沢の必死の抵抗の末、敢え無く自身がマニラの工場に出向となってしまった――。

浅野はラストシーンで、マニラへの引っ越し準備が終わった折、利恵に「申し訳ない」と謝罪をする。そんな夫に利恵は「単身赴任で離れていた家族がまた一緒に暮らせてうれしい」と、今の事態を受け止めながらも妻として前向きに夫の謝罪を受け止めた。痛快な逆転劇の先に待っていた、この哀感漂う夫婦のやり取りは、大きな反響を呼んだ。

東京中央銀行大阪西支店・支店長というエリートバンカー人生から一転、マニラの工場へ出向となった浅野匡・利恵夫婦は、後にどのような人生を過ごしていたのか? これまでどこにも描かれることのなかった「倍返し」によって敗れ去った人々の“その後の人生”を描く。

石丸幹二は「いつか必ず復活するぞと思い前作を撮り終えたのですが、まさかこんな形で浅野匡として皆さんの前に現れることができるとは思ってもいなかったのでうれしく思いました」と喜び、中島ひろ子も「お話を最初に頂いたときは大変驚きましたし、懐かしい思いになりました。そしてうれしかったです。久しぶりに利恵を演じるのですが、どのような物語になるか私も今から楽しみです」とコメントしている。

なお、脚本は人気構成作家のオークラが担当。バラエティ番組の構成を手掛けるのをはじめ、バナナマンや東京03、おぎやはぎといった多くの人気お笑い芸人からの信頼が厚く、彼らの単独ライブの作家も務めている。さらに現在はそれらに留まらずドラマの脚本でも好評を博している。石丸、中島らキャストとオークラによる化学反応が、「オーディオドラマ」という枠組みの中でどのような展開を見せてくれるのか、期待が高まる。

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