アイドルグループ・NEWSの増田貴久が、テレビ東京系新ドラマホリック! 枠『レンタルなんもしない人』(毎週水曜 24:12~)に主演することが29日、明らかになった。
同作はTwitterフォロワー約25万人で、「なんもしない人(ぼく)を貸し出します。」「ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます。」と宣言しながらサービスを行う「レンタルなんもしない人」による、『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(晶文社)の実写化作。原作協力には『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。』(河出書房新社)も入る。
「マラソンのゴール地点で待っていて欲しい」「離婚届けの提出に同行してほしい」「出社が怖いのでついてきてほしい」など、何もしないにも関わらず求められる「レンタルなんもしない人」の仕事ぶりをドラマ化し、同局連ドラに初出演する増田が主演を務める。
監督には草野翔吾(映画『にがくてあまい』 『世界でいちばん長い写真』、ドラマ『びしょ濡れ探偵』など)、タナダユキ(映画『ロマンスドール』『ふがいない僕は空を見た』、ドラマ『昭和元禄落語心中』など)、棚澤孝義(ドラマ『半沢直樹』『砂の塔』『弱虫ペダルシリーズ』など)、脚本は政池洋佑(ドラマ『絶対正義』『死役所』『ミリオンジョー』など)、本田隆朗(ドラマ『わたし旦那をシェアしてた』『左ききのエレン』 『ハル〜総合商社の女〜』など)が務める。
増田貴久 コメント
・出演にあたって
出演のお話を頂いたのが『死役所』を見ていた時で、同じ「ドラマホリック!」枠の主演ということで嬉しすぎてプチパニックになりました(笑)。資料を拝見し、「“なんもしない“というサービスってなんだろう。」が率直な感想です。楽屋では、何もしないでぼーっと座っていることが多くて…。そのことをNEWSのメンバーにもよく指摘されるので、我ながらぴったりの役だなと思い、嬉しかったです。
・役作りについて
役作りはなんもしない方がいいのかなと思っています(笑)。なんもしないのに依頼が止まないのはレンタルさんの人柄や人間力だと思うので、僕も内面を磨いておきます!
・依頼人として「レンタルなんもしない人」にお願いするとしたら…
「楽屋で常に笑っていてほしい」ですね(笑)。収録終わりの楽屋で「いいコメントしていましたね」と言わなくても良いので、表情で表してほしいです(笑)。
・意気込み
“なんもしない”って人からはそう見えても、実際に“なんかしている”からこそレンタルさんも依頼人の役に立っているわけですし、“なんもしない”というのは他人が決めることではないと思うんです。だからこそ、奥が深いなと思いました。
このサービスを利用する人の悩みや抱えているモノ、心の奥底にある言葉で表現できないような思い……。なんもしてないはずなのにどこか救われていくところが、この作品の面白さだと思います。
頑張りすぎている人が多い今の時代、自分でも気づいていない心の穴を埋められるようなお話になったらいいなと思いますし、そんな時間を作りたいです。
レンタルなんもしない人 森本祥司 コメント
・ドラマ化決定にあたって
嬉しいです。
・増田貴久の印象
レンタルの依頼の中には「好きなものについてひたすら語らせてほしい」というもの(布教とも呼ばれています)があり、NEWSの布教をされたこともありました。コンサートの映像を7時間くらい見せられたあと「推しはできましたか?」と聞かれ「増田さん」と答えた憶えがあります。凄いパフォーマンスを軽やかにやってのける姿が印象的でした。増田さんがどんなふうになんもしないのか、楽しみです。
プロデューサー テレビ東京ドラマ室 稲田秀樹 コメント
レンタルさんは今の世に現れた天使のような存在かもしれません。
現代人はネットやSNSの普及によって、人との繋がりは格段に増していますが、その繋がり方は希薄だとよく言われます。
レンタルさんの活動の拡がりや反響をみていると、たしかに希薄だからこそ心地いいんだろう…と思う反面、これって本当に希薄なのか? と考えてしまう「深み」があったりもします。
依頼者とのやり取りからは「人は生きてるだけで価値がある」「頑張ろうとしても出来ない時はそれでいい」「人って色んな悩みがあるんだな…」と、色んなメッセージが自然と伝わってきます。
そんな「今」ならではの薄いような濃いような、慎ましいのに大きな感動を呼ぶような、そんな作品にできればと思っています。週半ばの水曜深夜に思いっきり癒やされてエネルギーチャージして頂きたいです!
レンタルさんのささやかな活動ぶりをポップでメジャーな存在である増田さんに演じて頂くのも楽しい組み合わせだと思っています。おそらくは史上初であろう「なんもしない」主人公をどう演じて頂けるのか期待しかありません。
何もしないドラマですけど、それで良ければご覧ください。