3月6日公開の映画『星屑の町』の完成披露上映会が27日、都内で行われ、ヒロインを務めたのんが、ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、有薗芳記、菅原大吉、杉山泰一監督とともに登壇した。
1994年から25年にわたって愛され続けた舞台『星屑の町』シリーズ(全7作)が、メインメンバーは変えず、ヒロインにのんを迎えて映画化。歌手を夢見る田舎娘の愛(のん)が、売れないコーラスグループに加入することになり、大ブレイクをするまでの姿を描く。
実写映画は実に6年ぶりとなるのん。1994年から演じてきたキャストたちに囲まれてのヒロイン役に「めちゃくちゃ緊張しましたね。でも現場に行って待ち時間とか皆さんがお話されているのを見ているとすごく面白くて、私はお話を聞いていて楽しんでいました」と現場は和やかな雰囲気だったそうだが、6年ぶりの実写映画ということで「本当に頑張らなきゃと気合が入っていました」と覚悟を持って撮影に臨んだという。「すごく刺激的ですごい方々の中に入らなくてはいけなかったので緊張しましたが、すごく現場にいれて幸せでした」と撮影を振り返った。
ラサール石井は「素晴らしかったですよ。のんちゃんの映画になっていて、我々は脇を固めているだけ。スターってこういうものなのかと思いました。最初はすごい猫背で、売れるに従って背筋がピンとしていくんです。その変化は素晴らしいなと思いましたね」と絶賛しつつ、「ただ、のんちゃんは僕らの加齢臭に苦しんだと思います(笑)」と笑いを誘った。
また、のんは昭和歌謡曲を劇中で歌っているが、「本当にすごい素敵な曲ばかりで、歌詞の世界観が大人っぽいんだけど曲に温かみがあってすごく格好良いなと思いました」と好印象の様子で、この日も着用してきた昭和の衣装やメイクに「すごく楽しかったですよ。ここまでカッチリと着飾ってメイクをするのは、自分の中でも新鮮でした。女の子としては楽しかったです」と笑顔を見せれば、ラサール石井は「オードリ・ヘップバーンみたいですよ」と褒めちぎっていた。映画『星屑の町』は、3月6日より全国公開、2月21日より岩手・青森・秋田先行公開。