エアトリインターナショナルは1月24日、「ギャンブル依存症治療の保険適用」に関する調査を発表した。調査は1月19~21日、20~70代男女1,003人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「ギャンブルをしますか?」と尋ねると、「する」(16.0%)、「しない」(60.0%)、「していたが辞めた」(20.0%)となった。

  • ギャンブルをしますか?

性別・年齢別に見てみると、40代男性の30.2%、50代男性の3.6%が「する」と回答。ほとんどの世代において女性よりも男性の方がギャンブルをする比率が高くなっているが、20代の女性のみ男性を上回っている。

  • 【性別・年齢ベル】ギャンブルをしますか?

そして、「『ギャンブル依存症治療』の保険適用に対してどう思いますか?」と尋ねると、「賛成」(22.7%)、「反対」(43.0%)、「どちらとも言えない」(34.3%)だった。

  • 「ギャンブル依存症治療」の保険適用に対してどう思いますか?

また、 保険適用に賛成の人の意見では、「嗜好性のものは、中毒になりやすく自分で気づいた時は、手遅れになることも多いので」、「IR法で、ギャンブルを解禁してしまう以上、やむを得ないことと思います」などがあった。

そして、保険適用に反対の人の意見では、「病気ではなく本人の意思、自覚の問題。 教育で対応すべき」、「苦しんでいる事は理解できるが、医療費削減が叫ばれている今日、他に優先する事があるのでは?」、「ふざけるな! 自己責任! 儲かったら、保険料高くするのか?」などだった。

続けて、SNSで「保険適用にしてほしい」、「なんで保険適用なの?」とよく投稿されている治療についてピックアップし、「『保険適用にすべき』だと思うものはどれですか?」と聞くと、「出産費用」(80.5%)、「インフルエンザの予防接種」(70.7%)、「不妊治療」(68.6%)、「花粉症治療」(61.3%)、「人間ドック」(57.8%)、「整体・整骨院への通院」(44.0%)、「湿布・風邪薬」(41.9%)、「歯列矯正」(38.2%)、「禁煙外来」(27.3%)、「性別適合手術」(20.7%)、「AGA治療」(19.1%)、「すべて適用すべきでない」(2.5%)という結果だった。

  • 「保険適用にすべき」だと思うものはどれですか?

また、ギャンブル依存症の実体験では、「生活費としてとっておいた物まで使ってしまう。 一時は、半路上生活のような暮らしをしていた」(40代男性)、「30年前、単身赴任地で借金してやっていた 地元に戻ってやめることができた 原因は孤独感だった気がする」(50代男性)、「負けても取り返そうと毎日行きたくなるし、必ず行ってしまうことがつらかった(40代・男性)」というコメントがあった。