「今年こそお金を貯めるぞ!」と年始に決意した方もいらっしゃるのではないでしょうか。「意気込んでいたのに、何もできていない……」とガッカリする前に、まずは普段のちょっとした習慣を見直してみませんか?

「こんなことで!?」と思うような小さなことでも、日常の積み重ねは、大きな変化をもたらすはずです。

  • あなたは大丈夫? 今年こそお金を貯めるためにやめたい5つの習慣※画像はイメージ

財布をレシートでパンパンにするのをやめる

レジで財布を開く度に「レシートを整理しなくちゃ!」と思うのに、買いものが済んだら忘れてしまい、また、レジの前に来た時に思い出す。そんな経験はありませんか?

「レシートを財布から抜く時間がない」ということは、「お金の使い方を振り返る時間がない」ということです。

家計簿をつけることはハードルが高くても、もらったレシートを定期的に抜いてさっと買ったものをチェックするだけでも、自分のお金の使い方を把握することができます。

財布の残金が把握できるようになると、慌てて時間外にATMからお金を引き出さずに済むので、無駄な手数料を支払うこともなくなります。

お得に買おうとするのをやめる

「ポイント○倍デー」や「まとめ買い割引」といったお得なサービスは、上手に活用できるとうれしいですよね。

とはいえ、たいていは「ポイント○倍デーだから……」と買うつもりのなかったものまで買ったり、まとめ買いが安いからと置く場所のないストック品を抱えたりしがちです。

お得な買いものができるチャンスを逃すのはもったいないことのように感じますが、本当にもったいないのは買ったものを無駄にしてしまうことです。

家にモノが増えれば、その分モノを管理する手間も増えます。買いものかごに入れる前に「手間が増えてまで、欲しいモノなのか?」を自分に尋ねてみましょう。

欲しい理由が「お得だから」しか思いつかないのだとしたら、それは必要のないものかもしれません。

支出について「ご褒美」や「投資」と言うのをやめる

がんばった日のちょっとしたデザートや、興味のある分野を勉強するための本は自分への「ご褒美」や「投資」として、毎日をより楽しいものにしてくれます。

ご褒美や投資そのものが悪いわけではありませんが、あまりにも頻出するなら、少し冷静な目でチェックしてみることも必要です。

「ご褒美として買ったデザートは本当に食べたかったのか?」

「投資として買った本は実際に読んだのか?」

「ご褒美」や「投資」というラベルをつけることで、自分自身の気持ちがごまかされてしまうこともあるのではないでしょうか。

自分にとって価値あるお金の使い方かを見極める目を持つためにも、支出について「ご褒美」や「投資」と言うことを一旦やめてみましょう。

電子マネーのオートチャージ機能を使うのをやめる

キャッシュレス決済の選択肢が増え、お金の使い方が大きく変化してきています。現金のやり取りをしないで決済が済むのは、手間も省けてとても便利ですよね。

けれど、「便利」だということは、言い換えれば「使うハードルが下がる」ということです。

電子マネーの残高が少なくなると、一定金額をクレジットカートや銀行口座からチャージしてくれるオートチャージは便利な機能です。ただ、電子マネーにいつも一定額のお金があることで、ちょっとした出費へのハードルが下がり、出費が増える場合もあります。

キャッシュレス決済を上手に家計に取り入れることで、管理の手間を省くこともできますが、今の自分が使いこなせるのかをシビアに見る目は持ちたいものです。

場合によっては、便利さを一旦手放す選択も必要かもしれません。

家計簿をがんばり過ぎるのはやめる

今年になって家計簿をつけ始めた方もいらっしゃるかもしれません。

新しいことをはじめると、ついがんばりたくなってしまいますが、家計簿に完璧さを求めると3日坊主になりがちです。

「何にいくら使ったか」という細かい記録に注力するより、まずは支出入全体を把握することに意識を向けましょう。

ざっくりと全体像を把握することで、より細かく把握した方がいいところが見えてくるはずです。

もしすでに挫折してしまっていたとしても大丈夫! 諦めない限り"失敗"はありません。自分に合わない方法が見つかっただけです。

「家計簿」という形にこだわらず、自分に合った方法を見つける1年にするつもりで、またチャレンジしてみてくださいね。