俳優の長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)の第1回が19日に放送され、平均視聴率が19.1%だったことが20日、明らかになった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。昨年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の初回15.5%を上回る数字となった。

  • 『麒麟がくる』主演の長谷川博己

同作は、智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光を当てながら、彼の生涯を中心に戦国英傑たちの運命の行く末を描く物語。大河ドラマ第29作『太平記』(91)を手掛けた池端俊策によるオリジナル脚本で、若き明智光秀をはじめ、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康など、戦国武将たちが群雄割拠した時代をドラマチックに描く。

昨年11月に帰蝶(濃姫)役で出演予定だった沢尻エリカ被告が麻薬取締法違反の罪で逮捕され、川口春奈を代役に撮り直し。放送開始を当初の予定から2週間延期し、19日に初回を迎えた。

第1回「光秀、西へ」は、10分間の戦のシーンからスタート。盗賊を相手に長谷川演じる光秀らが迫力のある殺陣で魅せた。そして、美濃の守護代で光秀の主君・斎藤道三(利政)役の本木雅弘、光秀が京で出会う娘・駒役の門脇麦、京に暮らす医師・望月東庵役の堺正章、光秀の母・牧役の石川さゆり、三河出身の農民・菊丸役の岡村隆史ら豪華キャストが続々登場。終盤には、帰蝶(濃姫)役の川口も登場し、存在感を放った。