俳優の吉沢亮が27日、都内で行われた映画『パラサイト 半地下の家族』(2020年1月10日公開)の舞台あいさつにサプライズゲストとして参加。本作のメガホンをとったポン・ジュノ監督と主演を韓国俳優のソン・ガンホと対面を果たした。

吉沢亮

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13年ぶりの2ショット来日となったジュノ監督とガンホに花束を渡した吉沢は、「緊張しすぎて上手くしゃべれる気がしない。こんな場所に僕がいるのがおこがましいくらい、すごい人たち」と恐縮しまくり。吉沢はジュノ監督の大ファンで、特に2009年公開の『母なる証明』がお気に入りという。司会者からジュノ作品への出演について触れられると「お願いします!」と深々と頭を下げ、自ら出演を直訴する場面もあった。

ジュノ監督は、行定勲監督と「親交がある」といい、行定監督作品で吉沢が主演を務めた映画『リバーズ・エッジ』(2018年公開)を鑑賞したことを告白。「青春の、素敵な役を演じていると思った」と感想を語ると、吉沢は「観てもらったなんて不思議な気持ち」とうれしそうに目尻を下げた。

舞台あいさつ中、ジュノ監督が突然「ご自身がイケメンだと気づいたのは何歳なの?」と吉沢に質問。思わぬ問いかけに大笑いだった吉沢だが、「小学5年生のときですね」とドヤ顔。さらにジュノ監督は「逆に、なんで小学4年まで気づかなかったの?」と追求し、会場の笑いを誘っていた。

本作は、全員失業中で“半地下”住宅で暮らす貧しい一家と、“高台の豪邸”で暮らす裕福な社長一家が出会うストーリー。想像を遥かに超える衝撃な展開が待ち受けており、すでに公開された韓国では「ネタバレは禁止運動」が起こるほど。韓国動員数1000万人突破、フランス動員160万人を突破するなど大きな盛り上がりをみせており、第92回アカデミー賞での受賞も有力視されている。

一足早く本作を鑑賞した吉沢は「純粋に『すげえ』ってなった。ここ何年かで1番の作品です。笑いも涙もホラーもサスペンスも色々な要素が入っているけど一切邪魔をせず、完璧に融合されている。その中で格差社会が根底にあったり、絶対に観るべき映画。普段映画館で映画を観ない人にこそ観て欲しい」と太鼓判を押した。

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